前回からの続き
noriyasu-katano.hatenablog.com
診察はあっさりしたものだ。「発達障害は性格だから、自分の性格を良く理解して、今だと本とか沢山出ているから改善していってください。」ということらしい。
全く治療しようという気が見えなかった。むしろ、この先生自体が病んでいるのではと思うくらい、こちらに関心がなかった。こちらとしてもこれ以上付き合っても改善がないと判断して、それ以上話すことはなかった。ほんの10分程度だろう。
いつも診療内科には思いやられる。いろいろと話したい気持ちはあるのだが、全く相手にされない。発達障害とされて結構ショックで家に帰った。
いろんな問題
発達障害はある程度一般的な理解は深まっているが、正直、差別的な意識がどうしても働く。自分自身も、職場で仕事ができないスタッフやコミュニケーションが苦手なスタッフに対して発達障害ではと意識したことがある。今、まさにその逆の立場になっていて自分自身動揺している。
むしろ、自分が職場への影響があるのではと思うこともある。色々とネットで調べるといくつかの傾向がある。
広範性発達障害とは
広範性というくらいなので、範囲が広い。アスペルガー症候群から自閉症まで入る。私の場合は40までなんとか生活ができていたので、高機能広範性発達障害となる。ある程度の知能があるので高機能とされているらしい。簡単に自分の解釈をまとめると次のような感じだだと思う
- 思い込みが激しい
- 自分勝手
- 人の話を聞かない
- 極度の人見知り
こんなところだろう。あの夜ももしかしたら、自分自身の思い込みなのかもしれない。
そして、過去の自分を考えると確かにそういうことが多々あったことが気づく。周りの理解があったからこそ、今までなんとかやってこれたんだと思う。小学校の時から忘れ物が多く、親から注意を受けることが多かった気がする。中学・高校でも周りから変わっていると言われる始末。確かに、いろんな勘違いをして周りに迷惑をかけていたような感じがする。高校時代はひどかったような気がする。国語とかあまり理解できていなかったのもそのせいなのかもしれない。
しかし、既に診断されてしまった身としてはこれをどうにか改善して生きたいと願うのは当然だ。
認知行動療法
幸い妻が購入してくれた本が非常に役立った。
- 作者: デビッド・D・バーンズ,野村総一郎,夏苅郁子,山岡功一,小池梨花
- 出版社/メーカー: 星和書店
- 発売日: 2013/07/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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行動認知療法のやり方を丁寧に説明している本である。うつ病を始めネガティブな思考をする他人には傾向がある。これは物事の捉え方、つまり、物事の認知の仕方がいつもネガティブな傾向に流れてしまうことが原因で起きている。物事の認知の仕方のくせを変えること考えかたが大きく変わる。
本の中では3カラムや2カラムなどの表組みにして、起きている事象とそれの自分自身の捉え方、さらに、その捉え方の傾向をタイプ別にして客観的な立場で考えさせることで思考の歪みを直していく方法。
実際自分で何度か試した。何かいやなことが起きた時に、その時の状況と自分の感情を記述し、いくつかのタイプに分類。「飛躍した考え」や「物事の一般化」、「レッテル貼り」など。自分が考えたことが歪んだ捉え方をしている事に気付かされる。
これは非常に役立った。日常でも、何かいやな感情が出てきた時に、この分類を思い出す。今の考えは一般化しすぎているや、レッテルを貼りすぎているなど。これである程度やり過ごすことができるようになる。
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