Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

量子力学

【ネタバレ注意】人間の想像力は次元を超える『TENET(テネット)』

公開と共に話題のクリストファー・ノーラン監督の『TENET(テネット)』を観に行ってきました。 やはり、監督の作品は面白い。というか、観続ける仕組みが満載で、それが映画たるもので観る人を興奮させる作品と言えると思う。 ザックリとした荒筋 毎回難解…

意識の問題ってだいぶ解明されているのでは?量子脳場理論に触れる

寂れた古本屋でBULE BACKSの本を見つけました。180円となんともお得な買い物だった。兼ねてから量子と脳の関係に惹かれていたのでタイトルを見てすぐに購入しました。 『脳と心の量子論』と面白そうなタイトル。著者は治部眞里氏と保江邦夫氏である。 脳と心…

科学的な解釈の限界ー『科学は心霊現象をいかにとらえるか』を読んで

Day 2 ここ数年量子力学と意識や精神、心霊に関する本を読んで来たが、この本もまた非常に興味深い本だ。 著者のブライアン・ジョセフソン氏は1973年にノーベル物理学賞を受賞している物理学者である。超電導同士のトンネル効果(ジョセフソン効果)の計算式…

量子的価値観を持つ事

エンダードラゴン征伐 映画『メッセージ』を始め、最近、量子的な感覚を持った映画が多くなってきたと思う。例えば『インターステラー』や『インセプション』など、今までの価値観や物理的な法則を超えた状況をリアルに描き表そうとしている。 そして、アニ…

教授の想いが詰まった学術書『量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」』

学術書は一般的に専門的な知識が書かれた本になります。私はもっぱら小説などのフィクションものよりもノンフィクションを好んで読みます。どうせ本を読むのならよりストレートに役にたつ本の方が効率的だと思っているからです。そして、私の特徴上あまり行…

高速道路で気づいた、アインシュタインの功績

先日、横浜から1時間程度で高速道路を使って実家に帰った。私は運転があまり得意ではないので、もっぱら妻が運転して帰る。道中、私が子守をすることになる。 大抵はしりとりをしているが、さすがにそれも飽きる。その次にやるのが、適当なクイズごっこだ。…

量子進化-脳と進化の謎を量子力学が解く

進化は面白い、どうして人間となったのか誰でも気になるところだ。ダーウィンの進化論だと自然淘汰が進化の源とされてきている。確かに、生物として生きていくために自信の身体の形を変化してきた。 しかし、生物や万物の根源とされているのは量子とされてい…

量子の現象が、生物でも見られているかも。「量子力学で生命の謎を解く」

万物の根源が量子だとしたら、その量子の振る舞いは、大きさにかかわらず共通して表れるのではないだろうか。物体が量子から大きく拡大していく中でどこのタイミングで量子の現象がなくなり古典物理の法則に縛られていくのだろうか。 『量子力学で生命の謎を…

効率化される世界 〜コンストラクタル法則

photo by IceBone 前回からの続き。どうしても効率されていく世界のことが頭から離れない。 noriyasu-katano.hatenablog.com コンストラクタル法則を読むと、世の中全体が効率化に向かっていることがよくわかる。自然の形状はもちろん、言葉使いから組織の流…

万物に潜むコンストラクタル法則という効率的な流れ

photo by ** RCB ** 量子力学に興味を持ち始め、いろいろと本を読みあさって思うようになったのが、万物の根源が量子でできているということ。非常に当たり前のことだが、しみじみと実感できるようになった。 noriyasu-katano.hatenablog.com その視点で世の…

情報をエネルギーとして捉えると

photo by julochka 情報のパラドックスという考えがあるらしい。ホーキングが唱えているもので「1ビットの情報をブラックホールに投げ込んだらどうなる」というものらしい。内容はあまり十分理解できていないが、僕の解釈だと「情報」というものが「エネル…

量子力学が面白すぎる:時間を見直そう

photo by FABIOLA MEDEIROS NHKのドキュメンタリーで「時間」に関して放送されていました。 NHKドキュメンタリー - モーガン・フリーマン 時空を超えて 「時間」は存在するのか?www.nhk.or.jp このシリーズ自体はけっこう面白く、前回は「死」に関して放送…

量子力学が面白すぎる:多次元を感じる器官

photo by RelaxingMusic 多次元は身近に存在していると思います。映画『インターステラー』でも主人公が5次元に迷い込み娘の部屋に現れるシーンがあります。量子の世界では時間や空間が現代の古典物理学の世界では考えられない現象が起きています。 例えばト…

息子に『3つの鍵の扉』を読んであげる

photo by Theen ... 前回の『数の悪魔』に続いて、息子に『3つの鍵の扉: ニコの素粒子をめぐる冒険』を寝る前に読んであげている。仕事が忙しかったり、ゴールデンウィークなどでなかなか読み進めることができなかったですが、やっと終盤に入っています。 &l…

量子力学が面白すぎる:【ネタバレ注意】『Interstellar(インターステラー)』を見て

photo by brdonovan やっと念願のInterstellar(インターステラー)を見ることができた。はっきり言ってめちゃめちゃ面白い映画だと思います。クリストファー・ノーラン監督の作品は科学的で哲学的でありながら、映像のセンスが抜群にかっこいいのがとてもし…

量子力学が面白すぎる:「量子マーケティング」と「ポスト・クールジャパン」をめぐるトークイヴェントに参加しました。

photo by What What 量子をマーケティングに使う、あまりピンとこない話ですが、そんな「量子マーケティング」のセミナーがWIERD主催で行われチームラボの展覧会が行われている日本科学未来館に行ってきました。 <a href="http://wired.j…

量子力学が面白すぎる:次元を超えた観点

photo by scootiepye 前回の記事からいっそう量子力学にはまって、関連する本を立て続けに読んでいます。 <a href="http://noriyasu-katano.hatenablog.com/entry/2014/12/27/165758" data-mce-href="http://noriyasu-katano.hatenablog.com/entr…

ロジャー・ペンローズって人知ってますか?

photo by PhotoGraham ロジャー・ペンローズっていう人を知っていますか?小さい時に彼の書いた作図がエッシャーを刺激して、作品を描かせたほどの天才だそうです。最近WIREDの記事を読み量子力学に興味を持ちました。このブログでもその内容を紹介していま…

すべては量子で動いている—物理的実存論と量子的実存論につて

photo by Martin Cathrae WIARDのvol.14を読みました。「死の未来」と出して「死」というものを現代科学からの視点などいろいろな視点で特集しています。 <a href="http://wired.jp/magazine/?id=14&from=header" data-mce-href="http://wired.jp…

逃げ足『ホーキングの最新宇宙論』を読んで

ブラックホールがはじめて考えられたのが、1983年イギリスのケンブリッジ、クィーンカレッジの研究生ジョン・ミッチェルが論文を提出しているそうです。 大砲の弾を垂直に打ち上げると重力の影響で速度が止まります。そして、今度は重力に引っ張られ落下しま…

ブラックホールの誕生?~「小柴昌俊博士の楽しむ最先端科学(2004年11月5日【再】/NHK)」より

光子の動きは、波の波紋によく似ているそうです。 水などの波紋は広がりをさいぎる障害物に2つの穴が開いている場合、その穴をとおてまた新たな2つの波紋を形成します。この時二つの波紋が交わるところはより高い波紋になります。この高い波紋は格子状になり…