何度かこのブログにも書いているのですが、私はうつ病の傾向があるらしく周期的というかそういう症状になってしまう事が何度かあります。 コロナ禍の2020年4月から5月は、会社が自宅勤務となり家で仕事をしていました。さらにこの時期会社の合併に伴い部署の編成があり、それまでの業務に携わっていた人員が大幅に激減しました。その事で、リモートワークをしつつ膨大な雑務に追われていました。
この雑務が自分の得意な雑務であればいいのですが、そうでもなく今までやった事のない雑務に追われていたのです。そんな事もあり、連絡もなかなか付きづらい環境で業務を進めているうちにだんだんと気が滅入ってしまいました。
こうやってブログを更新できるので大した事はないんだと思いますが、この期間は自分に取って非常に良い経験になったため、書き残していきたいと思います。
発症
気が滅入ってしまうとどうなるのか。私の場合は、自分がとことん情けなくなり、できない自分を痛めつけてしまう感じです。よくアニメやドラマなどでヘマをした時に頭を自分で叩くシーンなどありますが、あれの激しいバージョンです。自殺なども頭に浮かぶのですが、実際行動には移しません。せいぜい頭や顔を自分で殴る程度です。
自分としては「なんて馬鹿なんだ」という気持ちで殴って頭を整理させようとしている感じなのですが、やはり同居している家族にとっては良い思いはしません。この行為が息詰まってきてしまうと発症します。イライラして周囲にも当たり散らし、家具を叩いたり します。 まぁ、いい迷惑ですよね。
見かねた奥さんが、カウンセリングに行くように強要。さらに自分でも毎回同じ感じなので、コラは行くしかないと決心しました。
いざ、心理カンセリングへ
実はカウンセリングに通うのはこれで２回目になります。前の職場の保険制度が非常に手厚く、会社の保険でカウンセリングが３回受けられました。この時も同じような症状で、結局その職場が苦しくなりいろいろな物から避けるように今の職場に転職したのですが、やはり同じような事が発生してしまいました。
自分としてはそれもショックで避けるように転職したら合併して同じような状況になってしまったという感じです。
noriyasu-katano.hatenablog.com
そして、今回も前回と同じ場所で同じ先生に連絡をとりました。前回は３回だけだったので応急処置的な感じでしたが、今回はガッツリ直そうと意気込んで向かいました。 最初の時に保険適応で、自分の家から近い場所を紹介された場所です。
日本だとカウンセリングに通っているだけで精神病患者と思われてしまい、まだまだカウンセリングへの理解が乏しいですが、アメリカなどではよくある事です。
カウンセリングって何するの？
知識が乏しいし、周りにカウンセリングを受けている人もなかなか言いづらいと思うので、少しでも理解が深まればと思いブログに書きます。 今回はざっくり説明して実際に私が受けたカウンセリングの内容などを別の記事で細かく書こうと思います。
「実際、心理カウンセリングって何するの？」
っと思う人も多いと思います。簡単にいうと話を聞いてもらうだけです。この話を聞いてもらう１時間のために8,500円もかかります。だいたい相場が8,000円前後なので相場的には妥当な金額です。しかし、それだったら安いキャバクラやホストに行った方が良いと思う人も多いと思いますが、それとは全然違います。
この１時間で行っている行為は会話だけです。だけど、会話って実は非常に難しく、特に聞いてもらいたたい事を聞いてタイミングよく相槌をうち、さらに、助言や質問をしながらより深く相手の心情を浮き彫りにしていく会話は難しいです。 カウンセラーの方はこれを専門で学んでこられたいるので、話しやすく理解しやすいです。
この１時間の中で自分の状況を言いたいように言います。そして、課題のようにアンケートをもらいます。１週間に１度訪問するだけなので、もらったアンケートを次回提出します。これがカウンセリングの基本的な流れです。
どう変わったか
現在、カウンセリングに2ヶ月くらい通い、8回のセッションを行いました。まだ来週も通うのですが、徐々に改善されています。
基本的には何も変わってないのですが、気持ち的に元の状態に戻ったのと、さらにそれに加えて大きく考え方が変わったと言う実感があります。この状況が永遠この状況でいられるかと言うとまだわからないですが、今までの環境になったとしても乗り越えられる心理状態になったと言う自信はあります。
単純に会話するだけの治療でこれほど効果が大きいのであれば、是非多くの悩んでいる人にカウンセリングを受ける事をオススメします。自殺相談や悩み相談などの窓口もあります。あれもカウンセリングの1種ですが、何度も通って自分を見つめ直す事を強くオススメします。
