もし、今のサブカルチャーが次のメインカルチャーになるのであれば、今のニートカルチャーは次のメインカルチャーになるんのではと思って『里山資本主義』を読み時始めました。例えば、オタク文化など今では世界で共通の文化になっていますが、80年代などはオタクを毛嫌いしていたように思います。
メインカルチャーになるニートカルチャーは何かと申しますと、まさに仕事をしない文化がくるのではと思っています。スイスではベーシックインカムを28万支給する制度を国民投票しています。
毎月28万円支給、スイスでベーシックインカム国民投票へ - Ameba News [アメーバニュース]
つまり、働かくても28万もらえるという事です。多分、税金などそのもとのお金はどうするかという問題など多く問題を抱えていると思いますが、このことは人が労働という足書かせから脱却できる事だと思います。
生産性を下げる原因
それによって人はより高い生産を産むことができると思います。考えが飛躍していると言われそうですが、例えば、お金を稼ぐというプレッシャーがあるからこそ、人は妥協してしたくもない仕事をすることになります。
妥協して働くからこそ生産性が低下していくのではと思います。
日本人の文化では勤勉で常に働いているイメージが有りますが、そのイメージを作ったのは戦後の60年くらいではないかと言われています。『東京オリンピック物語』という本の中にはまだ日本人のルーズな時代を描いてあります。
時間に真面目な面もその当時にはそれほどなく、平気で遅れてくるエピソードも描いてあります。当時はフウテンという考えもあり、『男はつらいよ』のフウテンの虎さんなどもその名残です。何もせずに昼間からごろごろ街に出かけてなにすることなく周りにクダを巻くような感じです。
日本の新しいイメージ
現在(2013年12月)私は37です。私の父は団塊世代で頑張って今の日本を作った人です。この団塊の世代が今の日本を嘆いていますが、その嘆く日本を作った原因でもあるのかもしれません。この真面目な日本人のイメージを捨てこれから新しいイメージを作る必要があると思っています。
そのイメージを作るきっかけがニートではないかと思っています。ニートでない自分がニートを軽く語るのはおこがましいのですが、例えば、ユニクロのなどの躍進を考えると日本でも一日数百円で生活できると思います。では、収入もそれほど多くなくても暮らせるのが今の日本ではないでしょうか?
今まで、成金主義で田舎から都会に出ていい暮らし(?)を守るためにお金を稼ぐことに慢心してきた日本の考え方を変えて、低収入でも良い暮らしを選ぶ事ができる現在を考えても
良いと思います。
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷浩介,NHK広島取材班
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*1:写真:(C)私の森.jp 写真部