日本人の働き方を大きく左右するのが東京都心の鉄道だと思う。今日の大雪はそれを痛感させられた。
今回の大雪で目立ったのがホームへの入場を制限することらしい。これは、2年前の大雪時に発生した衝突事故を再発させないために、国交省が入場規制をすることと、雪の祭の制限規制を設けたことらしい。これにより東急を始めに各線で入場制限が設けられたようだ。電車に乗ったとしてものろのろ運転だったのもこのせいらしい。
今回の件でよくわかったこと
国交省はたかが入場制限と思ったかもしれないが、この入場制限により多くの人が寒い外で待たされてしまったことになる。そして、また多くの人がこの状況を見て、出勤を諦めたと思う。私も出勤を諦めた一人だ
つまり、入場が制限されて都心に迎えない状況になれば、会社への出勤を断念することができるといえる。
確かに、今日はクライアントとの打ち合わせもあったが、結果的にクライアントも出社できず打ち合わせを延期した。多分、これが日本の働き方を変える大きなそして現実的な方法ではないだろうか?
「社畜万歳」の日本において、みんなが納得する形で会社を休めるのはみんなにとって幸せなこと。どんなに、本やネットで日本人の働き方を訴えても、結果的に他人の目を機にする日本人はどうしても「こんなことで会社を休んでる俺ってダメな奴」という疑心暗鬼にとらわれてしまう。だったら、鉄道が動いていないというのはとても朗報。
入場規制が一般化すれば
例えば、日頃のラッシュ時にも入場規制を行えばもっと社会は変わるはず。入場規制が一般化して、先着何万人までに規制した場合、導入直後は始発から長蛇のれるができるだろう。しかし、数ヶ月たつだけで、都心から人は離れて、それぞれの地域で就職し始めることになると思う。
都心でも、出社の時間はまばらになり、ユビキタスのシステム導入はもっと活発になる。この事で都心だけではなく、日本全体が大きく変わるきっかけになると思う。
通勤ラッシュは異常。日本の生産性が低いのは朝の通勤ラッシュによるモチベーション低下ではないだろうか。やはり、あんなに満員でまさにアウシュビッツ状態で1時間運ばれる。殺伐とした気持ちで仕事がはかどるだろうか?
むしろ、企業の都心への集中を分散してそれぞれの地域でそれぞれの働きをするのがこれからではないだろうか。
ちなみに
入場規制の一般化が無理だとしてもホームの二重扉を全ホームに導入すれば、運行状況は大きく改善されるはず。この事に踏み込めない鉄道各社はまさに無能。多分導入には数兆円近いコストがかかると思うが、バカみたいな「私たちあなたの生活を支えています」みたいな子供だましの広告を作るよりも二重扉の設備を早急に行うべき。
ホームへの転落注意を大声で叫ぶよりも二重扉にすれば済むはず。自殺防止の変なライトを導入するよりも確実。
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