新社会人になる方に言いたい事
偉そうに言っていますが、これでも27歳から就職して一応社会人として10年以上は生きてきました。そこで、ある程度いろいろな事が見えて来たので、新しく日本の企業に就職して社会の一員となる人になる人に助言ができればと思います。
会議で出される飲み物は飲み干しましょう。
会社に就職してすぐにお客さんとの打ち合わせに参加する方も多いと思います。その時に出される飲み物は飲み干したほうが良いです。
年齢が若い時は重要な場となると謙虚である思い込んでしまいます。なので、その場で出される飲み物に手をつけない傾向があります。「私などの新人がこの様な場で飲むなんて、めっそうもない」という気持ちであえて飲まないんだと思います。
先方との打ち合わせで出された飲み物は、打ち合わせ後に片付けます。中身が残っていると、片付けるのに手間がかかります。
つまり、本人が謙虚だと思っていることが相手にとって迷惑になる場合があるということです。
無理をしない
社会人として言えるのが無理をしないという選択枝を選ぶ事です。私自身も社会に生きている中で無理をすることが重要なことだと思っていました。無理をしないと成功できないと考えていました。
しかし、無理をしすぎて体を壊してからは、無理をしないことが重要なんだと感じていきました。年齢が若いと常にぎりぎりを選ぶケースがあります。例えば、簡単なところだと旅行に行くための荷造りの時も小さいバックに詰めるだけつめる時があると思います。ギリギリまで荷物が詰まっていると、いざ中身を取り出したい時に取り出せなくなります。
つまり、無理をすることは自分の首を絞めることになると思います。
完璧は悪だと思え
日本には、職人気質=完璧主義=高級、上級というような変な考えがはびこっています。職人気質は完璧というより、じっくり自分の技術に向き合ってきたことだと思います。そして、完璧の定義自体も曖昧のままなんとなく、細かいところに時間をかけていれば完璧だと思われる傾向があります。このような不安定なイメージだけを大切にしている人がプロジェクトにいることが非常に非効率を産みます。
また、完璧主義が外に向いている分には、外の対応で改善ができる場合もありますが、完璧主義が個人のうちに向くと、外に向いていた以上に厄介になります。
完璧主義の自殺率は非常に高いそうです。
解釈をうまく使おう
仕事をしていて常に思うのが、どう解釈するかで行う作業量が大きく違ってくることです。指示内容を言葉通りに受けてしまうと、作業量だけがただただ増えていくことになります。
指示した側が何を求めて指示を出しているのかを推測、確認を行ってから対応することが効率的です。例えば、「この資料を出力しておいて」という指示でも、なんで、誰のために、どうすべきなのかを考えると、対応がちがってくると思います。
仕事はフォローがすべて
つくづく仕事はアフターフォローをどうするかを考える事だと感じます。もちろん事前に想定して対応するのはもちろんですが、それを行なった場合の次の処理も同時に考えておくことの方が事前準備よりも重要な場合があります。
なぜかというと、いくら事前に準備したとしても大抵の場合はうまくいきません。それは関わっている人であったり、場所、時期などのように事前に関わっているメンバーでは完璧な想定ができない場合があります。前に述べたように完璧を求めようとすると、この事前に決めたことを完璧に遂行しようとします。そうなると想定できなかった事態が発生した場合に対応ができなくなるからです。
つまり、物事はすべて想定できない、であれば、想定できなかったことが起きる前提で、事象が起きた際の対応をなんとなく考えておくことだと思います。失敗した場合の評価より、失敗を挽回した場合の評価の方が高くなります。