Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

里山とイタリアン主義

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先日「里山資本主義」についての記事を書いたのですが、半分読む前に飽きてしまい、別のものを読み始めました。そして、同じ時期に購入した「100年の価値をデザインする」を読み始めました。

内容は全く違うのですが、同時期に読んでいたのでいたのでなんとなく内容が似ているような気がしました。しかし、なんで里山のほうを途中で読まなくなったのか、それは、あまりにも偏った内容だったからです。

なんとなく、本を買う前はそのタイトルを読んでその内容を想像するのが楽しみになっています。本屋に行くといつもその妄想に浸れある種のストレス発散になっていました。

 そんな中、里山主義にはどんな期待があったかというと、自分の中では次の社会像みたいなものが提唱されているように思っていました。実際に本を読んでいくと確かに提唱されていることは提唱されているのですが、あまりにも日本の林業を復活させろというようなメッセージに偏っていました。

その点、フェラーリでトップデザイナーとして活躍していた奥山氏の方は分かりやすくデザインの考え方や、今の日本への危惧が描かれており非常に親近感を湧きました。

都会への不安

里山資本主義で想像できるのが、里山の生活ということで、僕の中にも芽生えつつあった都会への不安感を代弁してくれていると思っていました。

100年の方も結果的にはイタリア主義と言えばそうなのですが、イタリア以外にもアメリカでも活躍していた著者のデザインへの考え方、ビジネスへの考え方は今後の日本を支える自分たちにとって必要な事だと思いました。

特に共感出来るのが、イタリア人の方が団体力にたけ、日本人のほうが個人力に優れていることです。一見、日本人は団体的な力のほうがあるのではないかと思いますが、海外で活躍している日本人は団体というより個人です。このことは日本人が持っている本当の力を考えさせられます。

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