Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

日本は完全にアメリカに支配されていた事が分かる本〜『日本人の性格構造とプロパガンダ』を読んで

相変わらず日本人について自分なりに勉強しています。多分、調べれば調べるほど自分がつくづく日本人なんだなと感じるので、自分を深く理解する上でも日本人を勉強していこうと思っています。

そして、今回はジェフリー・ゴーラーの『日本人の性格構造とプロパガンダ』(福井七子 訳)を読み解いていきたいと思います。

まずはこの本に行き着いた経緯として、前回のルーズ・ベネディクトの師匠であるジェフリー・ゴーラーです。訳されている福井七子氏も『菊と刀』を訳されており、彼女自身がルーズ・ベネディクトを研究する上で、ゴーラーの本を訳されたそうです。

この本を読むと菊と刀よりも当時のアメリカ政府に対して大きな影響を与えていた本だと理解できます。

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【ネタバレ注意】『鎌倉殿の13人』に見る日本人の萌えポイント

2022年5月1日(日)、NHK大河の『鎌倉殿の13 人』が放送された。20時のNHKで放送された直後にYahoo!ニュースで既に「義高ロス」が報じられる。なんとも準備していた演出が見えすぎて視聴者を馬鹿にしすぎている。 news.yahoo.co.jp

そんなことはさておき、この三谷幸喜脚本の『鎌倉殿の13 人』は日本人が萌えるポイントがよく描かれていると思った。 特に今回の「助命と宿命」に関しては、日本人が大好きな忠臣蔵を思わせる演出。こんな演出に萌えに萌えてしまうのが日本人だとつくづく感じてしまった。

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日本人から見た日本人〜『空気の研究』を読んで

またまたつまらない内容だが、自分の備忘録のために。 『菊と刀』を読んでアメリカ人が分析する日本人が何となく理解できたので、今度は日本人から見た日本人を読み解いてみたい。山本七平の『空気の研究』は1977年に出版された本である。山本七平自身戦争を体験した人で、戦後数十年経って出版された本である。

この2冊は、日本人という研究対象を全く真逆の立場から書かれている。片方はアメリカ人の女性で人類文学者という立場で、戦後早い段階で出版されている。片や『空気の研究』は30年くらい経った後日本人の男性で兵士として戦争に参加した人物が書いている。しかし、2冊が捉えた日本人像は概念的に共通している点が多い。もちろん、山本七平が『菊と刀』を読んでいないという確証はないので、もしかしたら何らかの影響は受けている可能性は十分にある。

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