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Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

人工知能と哲学

人工知能 哲学

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人工知能のための哲学塾』を読んだ。ゲームクリエイターの三宅陽一郎氏が書いた本だ。著者のことも人工知能のこともさっぱりわからなかったのだが、FUZEで特集していたのをチラ見して興味がわいた。

www.fuze.dj

このFUZEの記事も読もうと思うのだが、先にこの本から手をつけた。

 人工知能自体、それほど興味があったわけではなく、どちらかと今の気分の量子力学と関係ないので知識的に読んでおこうと思い手を出した。しかし、期待を大きく裏切りどっぷりこの世界に興味を持ち始めている。

正直に言うと人工知能と言うより哲学の方が近い。

なぜ人工知能と哲学なのか

この本には幾つかの疑問がある。そもそも、なぜ人工知能と哲学なのかという点と、ゲークムリエイターが人工知能と言う点だ。一般的にゲームを作るマインドと人工知能のエンジニアのマインドとは程遠い感じがする。

しかし、ゲームクリエイター人工知能の本を出すのは、先の記事で書いたScratchなどプログラミングをやったことのある人だとピンとくるかもしれない。私も自分で簡単なゲームを作るまでは気づかなかったが、例えば、シューティングゲームでも、敵の動きをランダムに方向を決めて直進し、さらにランダムに方向を決めて、、、というような簡単な処理であれば別に大したことはない。しかし、この敵の動きをもう少し複雑に考えてみようとすると人工知能との関係がわかる。

例えば敵をゾンビとした時に、主人公を見つけてその主人公に近寄るようにプログラミングする。主人公の動きに合わせて、動かす。障害物があり、主人公が見えない場合があるとすると、ゾンビはどうすれば良いだろう。

つまり、自分自信はユーザーが動かすために知能はユーザーの知能になる。しかし、敵はコンピューターが制御する。ここに知能が必要になる。古い多くのゲームは敵の動きはプログラミング通りの動きをしていると思う。しかし、ここにユーザーの動きや他の複雑な条件を兼ね備えて計算させようとした時に、とても単純な知能を設計する必要がある。そのため、ゲームと人工知能は「人工知能」と言う言葉ができる前に既に考えられていたように感じる。

では、本題の人工知能と哲学だ。この本で面白いのがその点である。著者の三宅氏が冒頭で書いているのは「人工知能なのだから、本来の知能とはを考える必要性がある」ということ。だから、著者は文字通り知能という定義を元に人工知能を研究している。

哲学ってやっぱすごい

高校自体に諸子百家を習ってから老荘思想に興味を持ち始めた。高校の知識だから基本的なデカルトなどの哲学家を勉強した気でいた。その後フロイトに興味をもち心理学やユングに流れていった。哲学の知識は一時期で止まっており、哲学を勉強するよりも脳科学や心理学の方が人間の本質を勉強できると思った。

初期の興味から数年経ってこの本を読むと、近年の哲学の凄さが改めて感じられた。確かに、脳科学などは脳の現象を学ぶ上でば優れている。どの機能が反応するとどうなるのかなど。しかし、人間が人としての思考の部分は哲学の分野だと言える。

本の中では数名の近年の哲学家を元に知能を解き明かしている。人にとっての知能とは何なのかを丹念に研究している。今回は本の内容を細かく書き留めるというより感想に止めておきたいが、もし興味を持たれた方は是非読んでもらいたい本である。 

人工知能のための哲学塾

人工知能のための哲学塾

 

 

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