Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

ベーシックインカムを導入した方が良い理由

Money

電通で女子職員が過労のために自殺を図った。電通ではこれで2度目となる過労自殺が発生し、世の中では新しい働き方が話題になっている。

自殺した女子職員は東大を卒業し晴れて国内大手の広告代理店に入社したが、結果的に最悪の事態となってしまいった。しかし、そもそもここまで働くことって必要なのかいつも疑問に思う。

私自身も前職のWeb制作会社で辞める前は深夜3時まで働いてカプセルホテルで仮眠をとり、9時に出社して、結局体が動かなくなり診療内科に通って退職した。心身共に最悪の状況だった。これは会社的な責任もあるが、自分自身の考えもおかしくなっていた。「働く」ことに重大な責任を感じていた。そのため自分の責務を感じて仕事に向き合っていた。

 しかし、一旦、その状況から抜けると、そこまで働く必要ってあるんだっけ?と自分で問い直す事ができる。その視点で世の中を見ると非常にバカバカしい現実が見えてくる。一生懸命締め切りを守り頑張っている人もいれば、適当に口先だけで渡り歩く日tもいる。せっかく作り上げた成果物もその企業にとって十分な効果が出るわけでも、ましてや社会的な影響を与えることなんて皆無。電通ですら99%のプロジェクトは世に出ても腐ってなくなるようなことばかりだろう。

そう考えると働くことって一体何だろう、むしろ、みんながみんな一生懸命働く必要はないんじゃないかと思う。2015年に投稿されたこのブログでは、年間に1900万トン廃棄処分されているという

healthpress.jp

食品を世の中に出すためには、原材料費、労務費、諸経費がかかる。つまり、この廃棄処分された食品には、食べ物を無駄にしているだけではなく、それに関わっている全ての費用や労働、時間が無駄になっていることになる。

そもそもベーシックインカムって

つまり、現在では働くこと自体が無駄を量産していることになるのではないか。しかし、労働する多くの目的は収入である。労働が無駄だとしてもお金をもらわないと、今の時代生きていく事ができない。では、労働しなくても今まで無駄になった費用をそのまま国民に配ればいいではないか。その考えがベーシックインカムだ。

ベーシックインカムは国が国民に対して最低限の生活ができる費用を配ることだ。働からかなくても生活が保証されていると言うことだ。何とも嬉しい制度ではないか。

既に支払われている?!

しかし、どうしてベーシックインカムを導入した方が良いのか。というか現在の構造で既にこれに近いお金を受けている人が多くいる。例えば生活保護や年金などである。

現在の被保護実人員は、200万人に及び平均で月12万円程度と言われている。(生活保護費には計算が家族構成などによって支給されてる金額が大幅に違っています。)さらに、年金は受給者がおよそ3900万人(2013年度末現在)になる。国民年金も個人によって支払われる額が大きく違っているが、一番多くの対象者に支払われている額として6万程度らしい。

allabout.co.jp

こう考えるとおよそ4100万人程度が既に国から働かずしてお金を受けていると言える。現時点の総人口がおよそ1億2000万人(2016年11月現在)と考えると、単純に計算すると国民の30%程度となる。確かに、65歳以上の人がその程度だと考えると妥当な数字かも。っとここまで考えて思ったのは、ベーシックインカムって結局は働く世代に対して労働なしに支給する事で、7600万人、国民の60%の人に支給されるお金となる。

月に生活保護で一番多い金額の60,000円を支払ったら、およそ4億5000万円必要になる。

財源は?

ベーシックインカムで常に問題になるのが財源の話だ。どこからこのお金を捻出すればよいのか。これは一見悩ましい話のように思おうが、全くそんなことはない。財源として一番適しているのは国会議員の給与からの捻出である。

blogos.com

国会議員の給与と調べるおよそ年収で2000万円と言われている。色々な内訳があり、必要なさそうなものが散見される。特に気になっているのが立法調査費というのが会派に所属している議員には必ず月々60万円が支払われる。

国会議員の本来の目的は立法することで、立法していない議員にとってはこの費用は無意味な費用になる。多くの議員が官僚任せになっていると聞くのでどの程度意味ある費用なのか疑問だ。議員475人がどこかの会派に属し、この費用を毎月もらっているとしたら、月々2億8000万円になる。

国民のために身を削る覚悟で出馬して、国民の投票により議員としてなった立場の人間であれば、この程度の金額はどうってことないのではないだろうか?

余談だが、先ほどの会派の話も面白く、会派に所属しなければ議会に出る資格が与えられないという。この会派に所属していない議員が結構いる。こういう議員はそもそも議会に参加する意思がないと考えても良いのではないだろうか。

カイジ「命より重い! 」お金の話

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