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Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

「臨死体験(上・下)」立花隆(著)文芸春秋

photo by Pan.101 人は誰でも「死んだらどうなるんだろう」って一度は考えると思います。この本は死ぬ瞬間を沢山見たようなものだと思います。 かなり信憑性がある話を選りすぐっています。なぜなら被験者の方が医者や科学者といった、日常を物理的に把握し…

「唯脳論」養老孟司(著)筑摩学芸文庫

photo by ul_Marga 「バカの壁」の著者として有名な養老孟司氏のもう一つ有名な著書です。私の勝手なこの本の解釈ですが、脳も一つの臓器としてとらえ、思考とはその臓器の運動と述べていると思います。つまり、胃が胃液を出すように、脳にとっての胃液が思…

「脳と生命と心―第一回養老孟司シンポジウム 養老孟司シンポジウム」哲学書房

photo by EuroMagic プッシュー。これもまったくわけわかりません。 頭の良い人たちが脳のことを話し合っていました。 「唯脳論」で有名な養老孟司さん。彼が彼の好きな人たち(?)を集めて話し合おうってことで開いたシンポジウムをまとめたものです。

「脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか」茂木 健一郎(著)日経サイエンス社

photo by Len Radin はっきりいってよくわかりませんでした。 要するに意識する前の認識はどのようなシステムが働いているのか、そして、そのシステムの一部がクオリアって事になるんだと思うんです。 たぶん世界でコレをうまく表現できる、理解している人っ…

地図がよめません。-『脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ』メモ

photo by jetheriot 前回のおさらい風に書き出されている『脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ』は前回の内容がまとめられていて非常にわかり易いです。その中で前回触れていないと思われるトピックスがあったので記述しておきたいと思います。 …

映画の歴史について 『Nouvelle Vague(ヌーヴェル・ヴァーグの奇跡)』のメモ

photo by roeyahram 以前から映画史には興味を持っていました。といっても漠然とした知識しかなく、書店に足を運んでも大半の映画関連の本は批評物しか置いていないので、あまり、触れることが出来ませんでした。 結構自分では映画を見ているつもりですが、…

数学ってすばらしい『博士の愛した数式/小川 洋子』

photo by karimiaz 是非、数学嫌いの女性に読んでほしい一冊です。 僕の前の彼女はほんと数学嫌いでした。計算をしているとすぐ眠くなってしまうくらいです。女性には数学嫌いの人が多いと思います。この本を読んでくれたらもっと数学が好きになってくれただ…

絵画への誘い『レイアウトの法則/佐々木正人』

photo by Dusty J 『レイアウトの法則』を読んでいます。 この本を読んでいて幼い自分が描いていた画家への妄想はとても浅はかな物だと気づかされました。 本の内容はジェームス・J・ギブソンにより生み出され生態学の立場から知覚を解説している物です。 ま…

美術史の根源-『芸術学ハンドブック』

photo by MTSOfan 絵画の起源は、ある娘が旅立つ恋人との別れを惜しんでそのシルエットを壁に移し取ったのが始まりであるとされています。 古代ギリシャでは芸術は対象を写し、自然を模写する「模倣の技術(ミメーテカイ・テクナイ)」といわれていました。 …

逃げ足『ホーキングの最新宇宙論』を読んで

ブラックホールがはじめて考えられたのが、1983年イギリスのケンブリッジ、クィーンカレッジの研究生ジョン・ミッチェルが論文を提出しているそうです。 大砲の弾を垂直に打ち上げると重力の影響で速度が止まります。そして、今度は重力に引っ張られ落下しま…

メタ認知-『脳内現象』<その5>

photo by Durango Tig 『メタ認知』とは、聞き慣れない言葉です。 しかし、茂木氏の脳内現象を語る上で欠かせないキーワードになています。メタ認知とは自己の中に生まれたクオリアを再認識するクオリアであると解釈しました。 前回、ペンギンが海に飛び込も…

なぜ、女性は男性のギャップに惹かれるのか。-『脳内現象』<その4>

photo by wili_hybrid 生物の進化に必要だったのは「報酬」だそうです。 本の中ではペンギンを題材にこの内容を説明しているます。ペンギンが餌をとるために海をながめながら飛び込もうか、飛び込むまいか悩んでいる光景は、TV等でみたことがあると思います。…

残念!-『脳内現象』<その3>

photo by Tambako the Jaguar 人がある物を認識する時には2種類のクオリアが生まれるそうです。感覚的に認知されるクオリアと、自らが生み出す志向的クオリアです。 感覚的クオリアは単純です。外界から入ってくる情報を感覚器官が受け取ったものです。 そし…

神の視界(その2)-『脳内現象』<その2>

photo by Denis Collette...!!! 情報のコーディングは外界の刺激が後頭葉にあるV1野に入りその中のオブジェクトに対しての細胞が活動します。活動した細胞はネットワークを通じで一つのモデルに作り上げられるそうです。この一連の脳内活動が現代の脳科学の…

神の視界(その1)-『脳内現象』<その1>

photo by P Shanks 認識は意識する前の段階から始まっているそうです。 認識しているが言語化、記憶に残らないものがあります。これらを「アウェアネス」と呼びます。このアウェアネスの中で多彩なクオリアが同時に感じられるという意識の側面を「現象学的意…

一番難しかった問題ー『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』<その4>

photo by stereo sky 1993年6月、この世で一番難しい問題が解けました。 その問題とは、「フェルマーの最終定理」です。 この本は、一番難しいとされてきた問題「フェルマーの最終定理」を解くまでの話が書かれています。もちろんそのために必要な数学的歴史…

原研哉というデザイナー-『デザインのデザイン』<その5>

原研哉氏のデザインに対する考えは面白いです。 私のような者が言うのもおこがましいですが、この本を読んでいるとより原研哉氏を知りたくなってきます。氏はデザインする事をこの「五感」を利用した「情報の建築」と述べています。五感から受けられた情報は…

禁煙の方法-『脳の中の幽霊』<その9>

photo by Philippe Boukobza 人間の想像力はすごいと思います。想像妊娠という症状があります。赤ちゃんが宿っているかのように思ってしまい、体型も変ってしまうそうです。 想像妊娠と思われる女性の例 本の中での症例は一人の女性の話です。女性は妊娠九ヶ…

見直しをしましょう。その2-『デザインのデザイン』<その4>

photo by hownowdesign 前回に引き続き、「リ・デザイン展」に関しての内容です。 見直しをしましょう。その2-『デザインのデザイン』<その4> - Noriyasu_Katano's blog 面出薫氏のマッチ棒 面出薫氏は東京国際フォーラムなどの照明を手がけたライティン…

秘密教団-『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』<その3>

photo by Nick in exsilio ピタゴラスと言う名前は誰もが一度は聞いた事があるのではないでしょうか。彼は紀元前580年頃、ギリシャのサモス島に生まれた数学者です。しかし、彼の活躍していた時代は数学という概念がありませんでした。 彼の本当の職業はある…

見直しをしましょう。-『デザインのデザイン』<その3>

photo by Joey Yen 2000年4月に原研哉は「リ・デザイン展」という展覧会を行たそうです。 この企画展のコンセプトは「日常の未知化」です。何気なく過ごして何気なく手に取っているデザインされつくしたデザインを再度考え直そうというものです。このコンセ…

アメリカンジョークって本当に面白い?-『脳の中の幽霊』<その8>

photo by planetc1 なぜ、人は笑うのでしょう。 そのメカニズムを本の中では、緊張感と開放にあると言っています。状況が進むにつれて緊張感が増していく、状況が深刻になると人の辺縁系は次の変化に備えようとします。そして、その状況がある状態の発見によ…

天才とは-『脳の中の幽霊』<その7>

photo by ell brown 「純金に金箔をはり、百合の花に絵の具を塗り、スミレに香水をかけ、氷をなめらかにし、虹にもう一つの色をつけ加える…は無駄で、ばからしい、余分なことでありましょう。」 シェイクスピアの一文です。シェイクスピアは現代に残る有名な…

今更、素数ー『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』<その2>

photo by THEfunkyman 素数は1とその数以外でしか割り切れない数です。つまり、2や3で、4は2×2なので素数ではないです。5は素数で、6は2x3なので違いますこのように1とその数以外の数でしか割り切れない数です。 この素数の求め方には、今のところ公式と呼ば…

デザインの歴史 その2-『デザインのデザイン』<その2>

photo by gaku. 社会主義的倫理から産まれたデザインは、資本主義に進む経済の流れに巧みに組み込まれていったそうです。日本では第二次世界大戦が終結し、経済成長が進んで行くと共に日本のプロダクトデザインも大量生産の品質を支える柱として成長したそう…

デザインの歴史-『デザインのデザイン』<その1>

photo by Si-MOCs 本の中でデザインの歴史はウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフト運動」から始まったといわれています。 19世紀イギリスでは産業革命により機械生産が盛んになり始めていました。 機械による王宮装飾の生産は「不器用な手」といわれ、…

反抗期?-『脳の中の幽霊』<その6>

photo by 7H3M4R713N フロイトの心理学の中でエディプス・コンプレックスとエレクトラ・コンプレックスという症状があります。これらは息子や娘が自分の両親に対してもつ性的感情を表しています。 エディプ・コンプレックスは息子が母親に対して性的感情をも…

中休み-『脳の中の幽霊』<その5>

photo by Iliyan Yankov この本を読んでいると自分の脳へのイメージが180度変わったことに気付きます。 今まで信じられるのは自分の感覚、思考のみと思っていました。しかし、この本を読んでいるとそのすべてが崩れていきます。自分の存在を肯定するのは結局…

フィボナッチ指数についてー『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』<その1>

photo by AJC1 「一つがいのウサギから始め、毎月各つがいが新しい一つがいを産み、そのつがいも産まれて二ヶ月後から新しいつがいを産むようになるとすれば、一年で何つがいのウサギが産まれるか」 1225年にフィボナッチ(1180~1250)が見つけた数列です。…

頑固者の心理-『脳の中の幽霊』<その4>

photo by HausVonElliøt © 本の中で『疾病失認症』という症状を紹介しています。 この症状は脳卒中の患者に多く見られるそうで、自分が脳卒中で倒れた事、そのために入院したことも十分理解しているのですが、それによって半身が麻痺している事を認識しない…

瞳の奥に…-『脳の中の幽霊』<その3>

photo by Mikleman 人がどのように視覚を利用しているかをまとめてみました。 物を見る現象を知る上で、間違いそうなのが、見たものをそのまま脳内に映し出しているという考え方です。 例えば、まず、物体の倒立像が眼球内に映し出されます。明暗の像が網膜…

透視や幽霊は脳の発火現象?-『脳の中の幽霊』<その2>

photo by Neil Krug 本の中で面白い実験が紹介されていました。 被験者の一方の手でおもちゃの手を不定期にたたきます。もう一方の手を被験者の視界範囲外のところで、不定期にたたかれるタイミングでたたきます。 そのうち被験者はたたいているおもちゃの手…

幻肢について-『脳の中の幽霊』<その1>

photo by Liz Henry 先日「脳の中の幽霊」を購入し、夢中になって読み進めています。 現時点で感じたことがあるので書き留めておきたいと思います。 まず、幻肢の発生原因が、脳の知覚領域への侵入によるものと、本来の知覚領域の見直しにあると述べています…

原研哉との出会い

原研哉は日本デザインセンター・原デザイン研究所の代表者です。 私たちが目にする多くのデザインを手がけています。有名なところで「無印良品」や「銀座MATSUYA」などがあります。あまり他人の考えを受け入れなかった私が彼に興味を持ったのは、友人の進め…