Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

なんか、社会の構図ってこんな感じじゃね?

Osaka, Japan

2018年の一発目です。なんか社会構造を色々と考えていた。このブログでも何度か社会の構造がこうなるだろうなぁっていう記事を書いてきた。

人工知能やロボットなどがどんどん発展して、さらにベーシックインカムとかができると生きていくために働く必要がなくなる。そうなると本来の労働というものが大きく変わっていく事になる。

そんな社会を強く熱望しているのだが、その様な社会は一体どうなっていくんだろうなと考えてもいた。

 消費させる層と消費させられる層

よくよく考えていくと「消費させる層」と「消費させられる層」に分けられていくんだろうなと思っていた。

noriyasu-katano.hatenablog.com

ただ、この状況ってベーシックインカムが発動する前にすでに今のこの時代にでも言える事なんだと感じた。そこで、ざっと今の社会構造を考えてみた。ちなみに、この考えばあくまでも私個人の意見で何かを参考にしているわけではない。

社会構造の図

社会構造の図

この図は大きく二つの層に分けられる。それぞれ詳しく説明してみたい。この図は老若男女や、どの業界、どの業種にも当てはまる図だと思う。労働や勤勉に対する喜びと苦しみを軸に分けている

1 : Free(神の領域)

一番上の層は「神の領域」で、この層は労働や勤勉がすでに習慣となっている層である。例えば、研究者やベテラン漁師などはこれに当たる。よくお昼のドキュメンタリーで取り上げられる80歳のベテラン漁師は、日々漁をしている。というか漁しか知らない。そのため、すでに労働自体が習慣になっており、楽しいとも苦しいとも感じない。何も感じないので、ストレスも全くない。そのためストレスを発散するために消費をする事もない。せいぜい、一日の終わりの晩酌程度だろう。

2 : Business-man(消費させる層)

これは、消費させる層である。消費する様に促すために仕事をしている。ほぼ自分の好きな事を仕事にしているため労働が苦しみではなく、むしろ快楽である。そのためのそれに関わる勉強自体も快楽で、それを続けるための運動も快楽になっている。

よく言う「イケイケ」の層である。すべてが充実していて、何不十がない。人と自分とを比べる必要がないため、まっしぐらに自分の取り組むべき事を遂行していると言える。彼らのモチベーションがその成果にある。その成果は企業に雇われている人だと売上自体となる傾向が多い。つまり、彼らの活動は消費を生み出す活動だと言える。

そして、すべてが充足しているので、ストレスが少なくそれを発散する必要がありません。むしろ自分自身にとって重要な物を購入する傾向があるため、消費量自体は少ないが、一つの消費額が高額だと言える。

3 : Working(消費させられる層)

この層が一般的な層である。労働自体は苦しい物で、それに関する勉強も苦しい物だと考えている。体力づくりも大変な事で面倒なことだと考えている。多分、多くの人がこれに当たるだろう。私自身もこの層の住人である。

www.huffingtonpost.jp

この層は労働自体を苦と感じているため、ほぼすべての活動がストレスの塊でしかない。そのため、そのストレスを発散する必要があり、消費の量は多いが、その消費自体は少額である。少額であるが、回数が多いので結果的に、消費が一番多い層になる。

4 : Slave(奴隷)

この層はまさに企業や組織の奴隷である。多分、この層に属している人は鬱病で、ストレスが過度にたまりすぎているため、全く感情が動かない層である。もう少しすると、自分を傷つけ自殺するか、もしくは他者を傷つける事になる。何も感じないため、消費すら産まれない。

大きな問題

これがまさに私が考える社会構造で、一番のポイントは、2番Business-manの層が消費させる様にいろんな思考錯誤をして3のworkerの層に広告や宣伝活動を行う。それにより、それまで以上に少額な消費活動が生まれる。問題はこの点である。

workerの層は簡単に自分たちの労働を軽くしたいといつも考えている。より要領よく効率的にお金を稼ぎ、消費につなげたいと思っている。そして、いつか自分も上の層に行きたいとなんとなく感じている。だから、簡単な文句に騙される。「働き方改革、これをやれば労働が楽になる」、「勉強は苦しい、でもこれで簡単合格」。しかし、それは仕組みや道具の問題ではなく自分自身の問題である。消費させる層はworkerの層に対して、より簡単な方法で解決できる事を宣伝文句に訴求する。

ここが大きな問題だと感じている。考えなければいけないのは安易な解決ではなく問題の根源を知らしめる事だと感じる。つまり、消費させる層は一番消費を産み出す3の中心部ではなく、3の層の上や自分たちに対して消費を促すべきだと思う。(図の赤ワク部分)

そうすれば、それの下の層は少し上の層を見習い自分たちを変えていくチャンスを作ることができる。多くの広告や宣伝、企業活動はどうしても一番層が厚く消費が多い層に対してわかりやすい安易な手段を訴求している。

2017年は、今の仕組みに限界を感じだ年だったので、2018年は新しく仕組みを変えるチャンスの年なのかもしれない。

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