先日、夜中帰宅するため個人タクシーを利用した。運転手は見た目70過ぎのおじいちゃんの様に感じました。乗った瞬間から思ったのですが、運転席が異様なハイテク感を出していました。
さらに、その運転手がそれらのハイテク機器を操作し、拘束道路をかっ飛ばしているのを見ていると、異様な未来を想像してしまいました。
コックピットさながらの運転席
どんな運転席かというと、カーナビはもちろん付いていたのですが、そのカーナビの舌に運転席の周辺を表示したモニターがありました。よく見るとエアコンの状態を示した様なモニターがありました。さらに、足の太ももをガードする様に、ガッチリと足が固定できる様な感じでした。
運転手は、全く無口で運転に集中していました。この時感じたのは、「この人は運転がすごい好きで、その運転するためだけに人生を費やしているんだろうな。」と思いさらに、こんな遅い時間まで運転に没頭してできる状態を作っているんだなと感じました。
つまり、自分の好きな事に没頭するためだけに、働く環境を全て良い状態に保たせている様でした。これをより飛躍して考えると、没頭する状態=アドレナリンを出し続けている状態に環境を替えていると言えます。
より没頭を極める
仕事をしていて、一番気持ち良いと感じる状態が没頭する状態だと想います。これを茂木健一郎的に言うと「ゾーン」に入っている事で、一番効率が良い状態で、非常に安定している状態のことです。この運転手はそのゾーンを保ち続けられる状態だと言えます。
サンダーボルトと言うガンダムの漫画でジンオン側の主人公が自らの手足を義手にして、よりモビルスーツとの親和を図、機能を向上させる話しがあります。
また、攻殻機動隊などもまさにその話の延長線上にあります。
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この片鱗を見たのが今回のタクシーの件だと思い、もし、この運転手のおっさんがより運転で得られる興奮=快楽に没頭しようと思うと、自分の体を変型させ車と同一になることも可能だと感じました。
多分、そこには給料のためとか、家族のためとかの域ではなく、快楽のためだけに動くだけで、そこにたまたまお客という存在があるだけの様に感じがしました。
仕事はより個人の快楽に密接につながっていく様な気がしました。