Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

量子的価値観を持つ事

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エンダードラゴン征伐

映画『メッセージ』を始め、最近、量子的な感覚を持った映画が多くなってきたと思う。例えば『インターステラー』や『インセプション』など、今までの価値観や物理的な法則を超えた状況をリアルに描き表そうとしている。

そして、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』などに見られる、ループする現実やパラレルワールドを描いた作品もある。最近だと『正解するカド』はまさにその世界の話だ。

『メッセージ』と『正解するカド』にみる量子的価値観

これらの感覚を生み出しているのは、今まで謎に包まれ、あまり一般的に知られていなかった量子力学が、最近はだんだんと知られる様になったのではないかと思う。その量子的な感覚は今後私たちの価値観をどんどん別の状況へと変えていくことになると感じる。アインシュタインまでの古典物理学では、物は上から下に落下して、時間は過去から未来に進むだけの世界である。しかし、この世界が量子世界の延長線上にあり、宇宙では量子と同じ様に古典物理学では解明できない大きな流れが存在している。

となると、今、理解されている物理学の範囲は非常に狭く、その範囲で世の中を考えていると、本来のより大きな存在に気づかないのではないかと思う。

時間にとらわれない感覚

映画『メッセージ』の中でも話されていたが、おおよその言語とは過去から未来に流れている。その点で時間と言語の関係は深いとされている。そして、言語自体が思考を形成しているのであれば過去から未来に流れる感覚は思考そのものであり、その価値観に囚われていると世の中の流れが過去から未来に流れることが常識となってしまう。

しかし、存在しているのは現在(今)でしかなく、過去や未来というのは存在していない物なのではないかと思う。この価値観は仏教アドラー心理学でも同じ様に今を重要視している。

時間とは意識を超えること

この考えはあくまでも個人的な妄想になるが、例えば、過去の記憶とは脳の海馬が司っていると言われているが、これはあくまでも、過去を想像した時に海馬の反応があっただけで、海馬自体に記憶を納めているとは言い難い。

コンピューターなどで、データを記憶媒体に残す時は、データを0と1に分解して、それを物理的に刻み込んでいる。つまり、記憶する行為が紙などに記述する行為と同じことが行われている。しかし、脳の場合はどうだろうか?実際に今まで生きた記憶が脳の細胞に刻まれているのだろうか?もし、そうだとしたら、他人がその記憶された細胞を引っ張り出して、解析するとその記憶が100%読めると言えるのだろうか?

そんなことは全くなく、なんとなく海馬が活発に活動しているというだけであり、人にとっての記憶方法は十分に解明されていない。

www.asahi.com

コンピューターの発達により、人間が想像していることが読み取れるという記事をたまに目にするが、これは、記事の内容をよく読み込んで欲しい。外部から人の思考を読み込むためには、先ほどのコンピュターの記憶媒体を読み込むのと大きく違う。いくつかのパターンから、反応が近い物をマッチングしているだけで、その記憶自体を読み込んでいることにはならない。つまり、脳内にはコンピュターの記憶媒体の様な物は存在していない。

人間が想像するということは

ここで、考えて欲しいのは、では人間はどうやって過去の記憶にアクセスしているのだろうか?記憶を100%忠実に残すには、紙や写真、動画などの外部記憶媒体に頼るしかない。しかし、私たちは過去の記憶を自分の意思によって呼び起こすことができる。

この時の記憶はどこまで正しいのだろうか?記憶媒体が存在していなく、その過去の正確性など誰が担保できるのだろうか?つまり、人の持っている過去の記憶など実際に起きた事実とは大きく違う可能性もある。

このことを考えるともしかしたら、過去の記憶を呼び起こす行為自体、次元を超えているのではないかと思う。つまり、パラレルワールドで生活している時間の流れ的に過去に存在している自分の意識にアクセスしているのではと思う。

量子の世界では過去の光子の動きが変わる現象がある。それと同じ様に自分の意識が感じている量子と、その量子と対になる過去の量子にアクセスすることで過去を呼び起こしているという現象が脳内で起きているのではないかと思う。

未来を想像することも同じ様に、未来の量子にアクセスしているのではと思う。非常に妄想が飛んだ話だが、もしかしたら、人間は個人で想像していることは一切なく、それぞれのパラレルワールドにアクセスしているだけなのではと時々思う。

趣味で量子力学2

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