Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

『クリエイティブ・信州ソン』に参加してきました。

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今日はここ。長野のハッカソンに参加

先週末に『クリエイティブ・信州ソン』に参加してきました。信州・長野県の観光を盛り立てるためFujituデザインと長野県が共同で開催したものです。

全2日間に及び、2/17は六本木にあるHUB-YUで一日目が開催されました。

クリエイティブ・信州ソン | リピートしたくなる信州体験×テクノロジーで体験価値を最大化させる

ハッカソンって何?

そもそも、ハッカソンは「ハック」と「マラソン」を掛け合わせた造語で、アイディアを出し合う「アイディアソン」とは違い、プロトタイプとして何かものを作るまでの競争と言えます。短い時間で、初めて合ったメンバーとアイディアを出し合い、それを形にします。

今回の参加者は約30名で、これを6つのチームに分けます。1チームはFujituデザインの方、長野観光局の方、一般募集で集まった方、さらに弊社からも6名参加しました。

初めはどうなるかとても心配だったのですが、どのチームもとてもよくまとまり、まずは1日目は安心しました。私自身もハッカソンに参加するのは初めてでしたので、どのように進むのか心配でした。

当日は、10時半から始まり、午前中は講義で今回のハッカソンに必要な知識を専門家から共有を受けました。そして、 昼食をチームでとり午後から本番になります。

長野県の観光状況

今回のお題は長野県の観光についてです。長野県はもともとスキーの観光で盛んだったのが、スキー人口自体が減少するとともに観光客が減っているそうです。さらに新幹線ができて便利になる一方で、日帰りの客が増えて地元になかなかお金が落ちなくなったそうです。さらに、御嶽山の噴火があり、その地方での観光がグンと減ってしまったようです。

状況としては非常に厳しい状況だと言えます。スキー観光は日本人は減っているのですが、オーストラリアなどの海外からの観光は増えているそうですが、文化の違いや、政治状況によって変わってしまう不安定な要素があるため、あまり期待できないところがあるようです。この状況は長野県だけではなく、他の地方でもおきているんだと感じました。

今回は日本人のお客様にきてもらうためのアプリなどを使った施策をハッカソンによりヒントを探るのが大きな目的のようです。確かに、1日や2日程度のハッカソンで、さらにアプリのようなツールではなかなか大きな問題を解決するのは難しいと思いますが、そこから何か次に繋がるヒントがあれば良いのではと思いました。 

スムーズでテンポを要求される進行

午後からのハッカソンが始まり、各チーム議論が進みました。ファシリテーションハッカソン芸人と呼ばれている羽渕彰博(ハブチン)氏で、非常にテンポ良くハッカソンが進みました。

biz.bcnranking.jp

チーム内で議論ができるのは約2時間半しかなく、この短い時間でそんな大それたテーマを考える自体無謀な感じがしました。しかし、進行はスムーズで、まず、お互いの自己紹介から始まります。この自己紹介も単純に自分の経歴をいうのではなく、自分の趣味や思考を話すことを強要します。そして名前ではなくニックネームをつけることでさらに親近感を作り出します。

その次にテーマについて、各自3分程度思いを言ってきます。時間制限があればあるほど、言わなくては行けなくなり、考えをまとめるよりも先に話すことを求められる状況です。その後やっと議論に入ることができます。すでにこの時点で30分が過ぎているので、実質2時間でまとめる必要があります。

2日間のハッカソンと言えど、1日目の成果が必要になるので、議論はいきなり本題から入ります。「誰のために」「何を作るのか」これが大きな目的になります。

メンバーの役職や経歴、分野や年齢、性別、すべてがバラバラの中、お互いがお互いのスキルや知識を出し合い、進行する必要があります。一言一言に神経が集中して、それぞれの考えの背景を読み取り、次の議題やアクションに流して行きます。多分、これがハッカソンの醍醐味になるんだと思います。

プロトタイプにはAdobe XDが有効

うちのチームは結果的に順調に進められた感じはしますが、しかし、途中暗礁に乗り上げたような状況もありました。ターゲットを限定し過ぎてしまい、そのターゲットを俯瞰して見れなくなったような状況もあります。その時に別のメンバーが状況をきれに紙に図式化し、今までの流れをもう一度おさらいすることができました。これが次のステップを生みアウトプットのイメージを作ることができました。

今回の1日目ではプロトタイプの元となるところまで詰める必要があります。ここから次回までは2週間開きがあり、その間会って打ち合わせを設けることは難しいと言えます。プロトタイプを作る上で非常に役立ったのはAdobeのXDです。

なかなか個人で購入するのは高価なものですが、今後、サービスデザインやインターフェイスデザインを考える上では非常に重要なツールになるんだと感じています。

ある程度、ワイヤーやアプリの流れが見えたら、XDを立ち上げて画面構成に入りました。ある程度の状況を作る程度で、複数の画面を作ります。ネットとXDだけあればほんの10分程度で主要な動線を作ることができます。

www.adobe.com

ここまできて1日目は終了になりました。各自簡単なプレゼンテーションをして、懇親会に入りました。

まだ途中ではありますが、今回ハッカソンに参加してとても勉強になりました。お互いの状況を伺いながらも自己を表現しなければ会議自体が進行せず、何も起きない状況があるんだと思いました。多分、今回、謙虚に参加することもできたのかもしれません。

当初から問題意識を持ち自分ごと化を素早くできることが重要だと言えます。そのためにはお互いに質問することがポイントだと思いました。それが初めてあったという前提だととても聴きやすい状況だと言えます。

次回は長野県で開催されるので、参加後、またレポートしたいと思います。

 

 

 

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