Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

日本は「どう発展するか」を考えるのではなく、「どう衰退するか」を考えるべき

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日本は今後50年で4500万人減るというらしい。ちきり氏のブログに投稿されている。

d.hatena.ne.jp

ブログを読むと推計なので、確実に減る訳ではないが、かなりインパクトのある数字だ。50年後というと、私は90歳で、息子は60歳くらいだろう。まぁ人口が増えすぎているので、ちょうど良いのかもしれないが、もう少し現実を見てみるとそんなことは言ってられない。

 記事内でも紹介されているが、この約4500万人という数字は現在の各地方の人口の合計と同じくらいになる。(関東、関西、中部を除いた人口)単純に考えると、地方の人口が0になるということだ。

日本はすでに衰退している

年間でおよそ90万人が減って行っていることになる。60年前の島根県の人口がちょうど90万人だったようだ。今ではすでに60万人になっているらしい。

www.asahi.com

1県が1年間でなくなるペースだ。日本は確実に衰退して行っていることがわかる。

さらに、衰退は人口だけではない。先日投稿した記事にもあげたが、教育やIT技術の面でも遅れをとっている。

noriyasu-katano.hatenablog.com

日本のトップの大学である東大は世界大学ランキングで34位で、企業のランキングではトヨタが5位である。

careerpark.jp

yorozu-do.com

 世界に名を馳せた日本の教育や技術はすでに、世界では通用しなくなってきている。これは、「日本の発展」という漠然としたイメージ追い続けていない結果ではないだろうか。発展した日本はその言葉だけを盲目に追いかけて、戦後70年を迎えた。まだまだ、発展を除み、その希望だけを頼りにしている。

しかし、もう日本には発展する気力もなければ体力もない状態だと言える。そろそろ現実を直視しないといけない時期、もしかしたら、もう手遅れなのかもしれない。

発展して行く能天気な考えは捨てて、どうやって衰退し、終わりを迎えるかを考えなくてはいけないのではないかと思う。

では、どのように終わるべきなのか。

衰退を考えることでわかること

日本の終わりを考え、終わりに向かう時にどれを最後に残して、どのような形で終わるのが日本として存在価値があることなのかがわかってくる。日本や日本人の持っている本当のアイデンティティを探る上では、日本の衰退を考えることは非常に重要になる。

漫画とかでよくあるシーンでなくなる前のほんの一瞬の際に残った仲間に何を伝えるのかだと思う。

例えば、日本人としての血を最後まで残すことを考えると、今からやらなくてはいけない最重要課題は日本人の人口増加で、少子化問題となる。

もしくは、日本としての文化を残す必要があるのであれば、その文化の根源である日本語という言語になる。となると、これは日本人の遺伝子ではなく言語が残れば世ので、言語自体が伝承できればそれで良いのかもしれない。つまり、移民など外国の人をもっと広く受け入れても良いのかもしれない。

他には、領土を残した方が良いと考えた場合、それは外国からの侵略を防ぐことを考えた方が良く、そのための法整備は必須かもしれない。

日本は戦後日本の人口は約7200万人だった。70年で4800万人増え、50年で4200万人減ることになる。この70年間は戦後の貧しさを引きずり発展することを目指し、すでに発展し終えてしまった。今後は発展を真っ先に考えるのではなく、本来の目指すべきことを考える必要がる。そのために、真逆の状況を考えることは核心を明らかにする上で非常に重要な行為だと思う。

楽観的に発展を考えるのではなく、現実を直視すべきである。

自分のアタマで考えよう

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