Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

小さなコミュニティーを重要視すべし

Hands

これからは個人と個人がより深くつながっていく時代になるんだろうと思う深く感じた。先日「Media  × Tech 2017」に参加した。非常に濃厚な1日だった。

pr.nikkei.com

カンファレンスの内容はメディアとテクノロジーのあり方を問う内容だった。活版印刷が生まれ、情報が目に見える形で人と人の間で流通し始め13世紀以上が経っている。情報の表現方法は大きく変わってきている。 今回のセミナーでは、その情報を運ぶお皿であるテクノロジーとメディア自体の話である。

 激変するAI技術

Keynoteニューヨーク市立大学大学院ジャーナリズム学科教授のジェフ・ジャービス氏の話である。家を出るのが少し遅れてしまい、会場に着いた時点ではすでに話が始まっていたのですが、途中から聞いても非常に面白いは話であった。

今までのメディアは量とアクセス数など数が非常に重要であった。大企業はマスメディアに慣れているため、どうしても数を気にせざるおえなくなっている。しかし、それはユーザーにとっては全くの無意味で、論点が違ってしまっている。今の企業が求めているページビューなどの数ではなく、これからは内容がいかにユーザーにとって有意義なもの中が問われる形になる。さらに、重要なのは小さなコミュニティを意識することだと解釈している。

僕の拙い語学力で、もしかしたら誤認があるかもしれないが、これからのメディアとして重要なのは信頼性の高い情報を有効的なコミュニティーに届けることだと言っている。

確かに、今までのメデイアはテレビ広告や新聞広告、雑誌などを利用し、マス(数)を意識した宣伝でしかない。さらに、そのマスを利用し、マスにお金を払う(スポンサー)することで、その情報自体をスポンサーの優位な情報にすることが可能であった。

これは先日投稿したノーム・チョムスキーの話でも出しているが、アメリカは常に何かのアクションで世論の賛成が必要な時にメディアを使ってきた。

noriyasu-katano.hatenablog.com

ジェフ氏も同じようなことを語っている。すでにアメリカはtwiiterで嘘をつぶやく大統領が選ばれてしまった。このことはアメリカメディアが加担したことでもある。

この様にメディアは露骨に嘘をいうことが明確にずさんになってきた。少し前までは、この自体を隠蔽しながら、わらない様な形で仕組まれてきたが、今後はより露骨に判断できる自体になってくると言える。まだ日本はなんとなく視聴者が気づかない様にやっているが、しかし、メディアのやらせは年々露骨になっている。

大企業がつながるべきは小さなコミュニティ

この様にメディアは大きく変わってきている。さらに先述したが、大企業はマスの数の中毒になっている。数を稼ぐこと=売り上げが伸びているという幻覚に囚われている。しかし、本当に数を稼ぐことが売り上げにつながっているのだとうか?

よくよく考えて欲しい。飲料メーカーは四半期ごとに同じ商品をタレントを変えて宣伝しているのだろうか?単純である。売り上げをキープするためだ。CMを打てば安易な消費者はタレントだけで商品を買う。さらに、商品が写っていなく、タレントだけ番組出てもその商品の売り上げは伸びる。パブロフの犬状態だ。

noriyasu-katano.hatenablog.com

 動画による洗脳は非常に強い。なので、CMを打つことでその商品お売り上げを担保することは可能だ。しかし、その効果はそれほど長く続かない。だから、再度、別のCMを作る。つまり、その商品の良し悪しではなく、結局は表現だけで伝えているにすぎない。大手メーカーやメディアはこうやってその物自体の質ではなく、表面的な見え方だけしか追求していない時代になっている。これでは、長く続かない。大手メーカーは大量のコストを払ってそれを持続しなければいけなくなり、持続できなくなったら終わりなのである。

なので、数字を追い求めることで質が問われなくなってしまっている。しかし、本来重要なのは次世代により良い状況を残すことだ。これでは質が世代を増すごとに落ちていくことが言える。これが今の時代なのである。

今後、見直さなければいけないのは、数字ではなくより質の高いものを確実に伝えることだと言える。それを可能にするのが小さいコミュニティなのではとジェフ氏は言っている。

 

小さなコミュニティーを重要視すべし 

このことは私自身も考えていた。そのきっかけは地域の少年サッカーチームだ。すでにやめてしまったが、この地域スポーツチームとかは非常に興味深い。地域のスポーツチームなどは必ず週に一度は集合し同じ価値観を共有する。

例えば、私がパパコーチをしていたサッカーチームは週に2回週末に2時間40名以上の子供が集まる。この子供達に保護者も付いてくるため、40名のお母さんが集まる。子供が練習をしている中、肩を寄せ合い、子供活躍を見ている。この時間は活用できないだろうかと常々考えていた。同じ世代の息子や娘がいてるから家族携帯はおおよそ同じである。つまりは抱えている問題も同じである可能性が高い。そして、サッカーは練習用のユニフォームやボール、靴など出費もある程度ある。

例えば、ここに学習保険の宣伝をしたらどうだろうと思う。消耗品である子供達のボールやユニフォーム、ソックスや靴などを提供する代わりに、お母さんごとの保険の相談に乗ったり企業のセールスができるのではないかと思っていた。

ちょっと、メディアと離れてしまったが、今後企業としてセールスするのはこのような小さなコミュニティーに向けてサービスを打つべきだと思う。

ちょっととりとめなくなってしまったが、本日はこの辺にしたい。