Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

量子進化-脳と進化の謎を量子力学が解く

Evolution

進化は面白い、どうして人間となったのか誰でも気になるところだ。ダーウィンの進化論だと自然淘汰が進化の源とされてきている。確かに、生物として生きていくために自信の身体の形を変化してきた。

しかし、生物や万物の根源とされているのは量子とされている。今回紹介する本はまさにその進化に大きな影響を与えたのは、今の物理学で提唱されている量子力学が影響しているとのではという説である。

 この考えは以前ブログでも紹介した量子生物学につながる話である。

noriyasu-katano.hatenablog.com

著書のジョルジョー・ファンデンは『量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待』の共同著者である。その著者が書いた本で『量子進化』である。

量子進化―脳と進化の謎を量子力学が解く!

量子進化―脳と進化の謎を量子力学が解く!

 

こちらの本、量子生命学を読んでその流れで購入したものです。量子生命学でも感じたのだが、この著者の書き方が問題なのか、訳が問題なのか非常にわかりにくい。文章中に余計な話がちょいちょい挟んでくる事が読みにくい原因だと思う。

量子進化のこの著書でも同様である。本の2/3が本題に入るまでの一般的な量子学の説明と、生物・進化の説明が書かれている。 13章中9章は量子力学などの本を読まれている方は飛ばし読みで十分である。

量子進化の考えが非常に面白い

我慢して10章までなんとか読んでいくと、ここからが非常に面白い。先ほども記述下が一般的な進化はダーウィンの考えの自然淘汰が現代の生物学の常識になっている。しかし、これは生物としての質量が増した段階の話なのかもしれない。

より、小さい生物やもっと小さい原子の進化は一体どの様に変わってきたのだろうか。

その事を解き明かしているのがこの本だと言える。確かに、今の物理学の最小単位とされているのは量子と言える。原子を分解して、核の中に陽子があり、さらにその中にクォークなどが入っていたりしている。つまり、我々の細胞自体もこの最小単位に分解する事ができる。

地球が誕生して生命生まれた時もこの最小単位の状態があったと言える。そして、その陽子やらがつなぎ合わさり、原子になり、どんどんと大きくなる。そのため、最小単位では確実に影響している量子の考えが、その進化に影響を与えていても全くおかしくない事が言える。量子のリズムや、今発見されているトンネル現象などなど、その量子の状況が質量が小さくなればなるほど、大きく影響するはずだと言える。

どうしても、学校で習った物理学や私物がくの常識などをベースに考えてしまうとどうしても量子力学が特別なもので、その存在や方程式は別のものと考えてしまう。しかし、我々の最小単位はやはり量子の正解で存在し、動いており、影響し合っていると言える。その状況が塊となったのが今の肉体であり精神な気がする。

さらに、もっとこの考えを進めていくと、街で歩いている一人ひとりが例えば量子の粒だと考え、その動きになんらかの法則があり、お互いに影響しながら動いているのではと思えてくる。

量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待

量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待