Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

選挙だから、選挙のことを考えてみた。

Kokkai, National parliament, Tokyo, Japan

選挙の時期なので、選挙のことを考えていこうと思う。1つ訂正がある。昨日書いた記事の中で、選挙区を探して、その後候補者を探すと書きました。しかし、これは誤りでした。最初は、各選挙区から候補者が出るのだと思ったのですが、それは違っていて、各都道府県から候補者が出ているのを知りました。

noriyasu-katano.hatenablog.com

 恥ずかしい話、結局、今まで選挙の事を全く考えていなかっただろうと思いました。

今回、まともに候補者のことを調べました。

公明党はすごいよ

候補者の政策をサイトで確認していく。この時点で、twitterfacebookもサイトも、ブログもやってない候補者は、私の中で落選が決まる。そして、各候補者は基本的に行っていることが同じ。「与党反対」「経済の立て直し」「格差をなくす」などなど、どの候補者も同じようなことを言っている。その中で注目できるのが、三浦のぶひろ(公明党)。

どこも似たようなことを言っているのですが、彼だけは「科学技術への支援」を中心に政策をまとめているのが、未来を見据えている感じがした。さらに、政策の中に神奈川への項目があるのが印象的。ただ残念なのは公明党という点。党は関係ないというのかもしれないが、結果的に議員は党の政策と大筋合わせると思うと考えものだ。

公明党は悪い党とは思わないが、背景にある支援団体との関係が引っかかる。

では、この党の政策はどんなんだっけ?と他の県の候補者を見てみると、面白い傾向がわかる。

  • 出馬している県が少ない。
  • どの立候補者もそれぞれの地域のことを項目に入れている

このことから、推測できるのは、出馬を絞って確実に当選を考えていることと、地域のことを項目に入れるのはデフォルトなんだと感じた。

結局地方は置き去り

公明党の都市を中心に候補者を立て、その他の県からは出馬していない。都心の問題を確実に解決していこうとい方針だろうか。

では、その他の党はどうだろう。朝日新聞の選挙のサイトがよくできていおり、各候補者の一覧性がとてもすぐれている。

候補者 - 2016参院選:朝日新聞デジタル

このサイトで、北海道から沖縄までの候補者の状況をよく見てみると面白いことが見えてくる。

自民党幸福実現党は、すべての県から候補者を立てている。それ以外の党は目立った県からしか候補者を出していない。逆に言うと地域のことを十分考えられるのはこの2党と言えるのかもしれない。

幸福実現党は大きな支援団体により、全国に立候補者を立てることができたのだろう。そして、自民党は昔からの根強い力によりこの様な事ができるのかもしれない。民進党も頑張っているけれど、結局は力の差になってしまう。

全国に候補者が立つということは議席の取得率も自然と高くなるだろう。結果的に票が偏ってしまうのもこういう背景があるのかもしれない。

また、非常に興味深いのは、青森県など候補者が3人しか出馬していない県で、自民党民進党幸福実現党でひしめき合っている県だ。自民党民進党の意見に合わない場合、投票しないか、幸福実現党に入れることになる。こういう状況を考えると民主主義の限界を感じる。そして、地方と都市の格差の問題はうまらなさそうだと感じる。各党が地域の問題を重要視できないのもこういう背景があるからではないだろうか。

「支持政党なし」の是非

選挙が始まり最近目にするのが「支持政党なし」という党だ。

支持政党なし

単純に党名を「支持政党なし」としているだけで候補者は立っている。サイトを見ていただくとわかるが、彼らは政策もない。政策もないから、県で受かったらその人たちが、有権者から意見を募って国会で代弁するということ。投票用紙に書く際に、選ぶのが困ったら彼らを選ぶような思惑だろう。支持政党がない場合は白紙で出すことをお勧めする。

彼らの言い分ややり方は本来の議員の方針と言えるかもしれないが、政治に興味が薄く候補者を選べない有権者が、その後、彼らを通じて意見を国会に挙げるのは想像しがたい。つまり、彼は議員としての優待を受けるだけではないだろうか。

当然のように、立候補するモラルが変わってきている。今のシステムがそれに全く追いついていないこともよく見て取れる。

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