先日、NHKスペシャル『天使か悪魔か 羽生善治・人工知能を探る』が放送されていた。Googleのディープラーニングを中心に羽生名人が国内・国外を取材するという番組内容でした。
人工知能の技術は発展している。その中でもgoogleの「Deep learning」は脳内の神経回路網とそのプロセスを模倣した機械学習ロジックであり、これを多層にして組み合わせたものらしいです。それまでの人工知能のプロセスとは大きく異なり、効率い的に特徴を抽出していけるらしいです。
人工知能による作業の肩代わり
人工知能が発達していくと、人間の行っている作業を肩代わりすることができる。すでに作業ロボットなどを使って車の組み立てなどは長年行われている。これと同じよう、人工知能を持ったロボットやコンピューターによって今までできなかったことができるようになると言われている。
この記事は、人工知能がレンブランドのタッチの特徴を割り出し、学習し、表現したものです。つまり、人の好む特徴などを学習し、それぞれの表現を行うことができるようになります。
デザインの作業など今まで抽象的すぎて、人でしか対応できないことがこれからは全てコンピューターが表現することができるようになる。
すでに文章では記事を勝手につくってくれることができ、アメリカのWebメディアでは使われている。
デフレ派のブログ - 文章自動作成ソフトが完成するとどうなるか
ものを作ることとは?
人工知能で解析や学習され表現されたものは、人間が好むものを的確に再現できると思う。もちろん、人が作った場合と同じように見る人によって、「好き」「嫌い」は生じると思うが確実にある一定以上の作品はできるはず。この考えに懐疑的な人は、人間の感情は人間にしかわからないというような考えに囚われているかもしれませんが、実際に、人間の感情を動かすことはある程度の法則があることがよくわかる。
よく聞く「泣ける話」などは、単純な法則で作られており、簡単に感動を作ることもできている。つまり、人間の感情などそれほど大したものではないということ言える。
テクノロジーや3DCG、VR、AR、プリント技術などが発展していくと、現在言われている「クレイティブ」という業種が行っていることは大抵肩代わりされていくだろう。私含めこの業界にいる人もようがなくなる。多分、アーティストと呼ばれる人たちも必要なくなるのではないだろうか。
さらにもし、ベーシックインカムという制度が導入制度が導入されたとしたら、多くの人は働かなくなるだろう。「ものを作るのが面白い」と思っていても、それは本当に作り続けていくのだろうか?
人工知能が上司になった方が良い
世の中に人工知能が蔓延し、ベーシックインカムが導入され、人が働かなくなるまでに、上司が人工知能に変わる日が訪れると思う。 人はエラーの塊で状況に対して100%的確な判断ができる人はほぼいないだろう。その場は正解だったかもしれないが、その後正解を作り続けることは難しいだろう。ただ、人工知能による判断であれば、それは可能に成ると思う。仕事の現場で早く導入する必要があるのが人工知能ではないだろうか。全ての状況を判断・学習することでミスの確率は少なくなるだろう。
昔、人はロボットを人のサポートとして考えていた、しかし、現実はロボット(人工知能)に使われる日も近いだろう。
ちなみに、ロボットと延命の技術が発達して人が働かなくなった世界を描いた映画がある。1973年のSFコメディで、冷凍冬眠し、200年後の堕落した世界で目覚めた男の冒険を描いた映画。人工知能のことを考えると、この映画が蘇る。