話題の絵本を5歳になる下の娘のために買った。プログラミングの絵本ってどんなものなのかと思い購入してみた。フィンランドの作家リンダ・リウカスという女性が書いた絵本である。
発売時にネットで少し話題に上がったので、Amazonでポチり。届くとなんとびっくり。結構分厚い。絵本は数ページなのにこの絵本は100ページを超える。なんでこんなに分厚いのかと思ったが、読んですぐにわかった。
本の1/3は絵本となっており、2/3はプログラミング思考のチュートリアルのような問題となっている。
寝る前に、絵本のところを読んであげて、次の日にチュートリアルを読んだ。絵本の内容は、ルビィーという女の子がお父さんの残した手紙に書いている宝石を見つけに行くというもの。宝石は5個くらいあり、それぞれ、プログラミングにちなんだキャラクーが宝石を持っている。プログラミングに浸しんでいる人にとってはとても馴染みぶかいネーミングだ。主人公のルビーはもちろん、ペンギンや、アンドロイド、ファイヤーフォックスなどなど。絵本の部分は素直に絵本として良い。ただ、絵本を読み終わるとチュートリアルになるので、絵本を読むという考えで購入すると、ちょっと物足りない感じがする。
チュートリアルも、「子供に読んで、本当にできるのかな」と疑ってしまうくらい難しそうな内容に感じた。チュートリアルも寝る前に読み始めた。真剣に聞いている様子だけど、理解しているのかわからなかった。
自分で考える訓練
次の休日、このブログを書いているとおもむろに娘がこの本を読み始めた。「今日はジャンゴのところを読む。」と娘が言った。平日夜寝る前に自分で読んでいるらしい。
確かに、可愛い絵で、分には全てルビが書いてあるから、ひらがなを読める子であれば読める。まだまだつっかえつっかえだが読み始めた。数ページ読むと「今日はここまで」と本を閉じるかと思ったら、今度はチュートリアルを読み始めた。娘は結構この本を気に入っているようだ。
自分からチュートリアルの問題をやっている。つっかえつっかえで問題を読んで、答えを声に出している。うまく問題が読めないため、答えがうまく導けないようだ。見かねて、問題を読み直してあげた。そうすると、答えがまともに返ってくる。
問題のないようは前半の絵本の内容と紐付いている。だから、問題につまづいたら前半に戻って読み返してあげる。娘は絵本の部分を読んでいる途中で答えに気づく。なかなかいい本ではないか。
絵本の絵が可愛らしいので、女の子に読んであげると良いと思う。特にチュートリアルの部分は親が一緒に問題をやってあげるとどんどん興味を持っていけるようだ。