小学校2年の息子は字が汚かった。テストでは、字が汚いから減点されていた。それを嘆いて奥さんは、1年前くらいから習字を習わせた。しかし、1年経っても字が上手くならない。テストでは相変わらず、脱字による罰をもらってくる。
自分が小さい時は、字が汚いことでバツをもらった記憶がなく、最近は結構厳しくなっているのかと思っていた。漢字の「ハネ」や「ハライ」が違うだけでもバツになる。国語のテストでバツになるのはわかるが、算数でもバツになってしまっていた。
私自身、字の汚さよりも問題をちゃんと理解して、答えが合っていれば正解だと思っているので、それほど注意してはいなかった。
テストの集計をしてみて
しかし、年度末に2年の総まとめのテストがあるというらしい。今までのテストから出題されるので、今までに間違ったところ再度復習させようと思った。とっておいたテストを引っ張り出し、集計を始めた。
集計方法は科目とテスト内容、減点の種類、減点内容で集計した。それまでにやったテストはおよそ90枚、算数の方が少し多かった。今までのテストの平均で考えると、正解率は90%で、まずまずと考えている。そして、間違いの箇所を別でまとめた。
何ができて、何を理解していないのかを細かくかき分けた。減点の種類の中に「誤字」というものを設置した。回答は合っているが、文字が間違っているので、バツになっている箇所だ。これを集計すると、間違いの大半が誤字によるものだった。確かに、ここまでくるとたかが誤字では済まされなくなってきた。
息子にこの集計結果を話した。グラフ化して状況を分かりやすく説明。本人自体も母親に怒られるだけで、本心では直す気が無かったように感じる。多分、いちいち注意されることに「面倒クセー」と思っていたんだと思う。
しかし、この状況を話すと彼自身もよく理解したんだと思う。それ依頼彼は字を丁寧に書くように心がけるようになった。
状況は言葉だけでは理解できないのかも
何度怒っても治らないものは、もしかしたら、それを行った場合のメリットが分からないのかもしれない。それをつたない口頭の説明では理解できないのかもしれない。子供も、2年生くらいになるとグラフの授業も行うので、どのくらいの割合で起きているのかを数字で説明しても理解されると思う。
テストの集計には半日以上を費やした。子供に言い聞かせるためには親の努力は欠かせない。それを省いて理解しろを子供に言っても理解されないのは至極当然の事だとわかりました。