Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

ネットワークとクラウドが進むと、細かい物理的な作業が面倒になる。

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 先日から行っているCDをデータ化する作業は、windowsにつなげた外部HDにデータを格納し、それをMacitunesに変換する作業です。CDから直接itunesに格納すればよいのですが、ローカルだけにファイルがあるのも気がひけるので外部HDに格納しバックアップを兼ねています。

MacとWindowsをつなげて、windowsにつないだ外部HDをituneで読み込む - Noriyasu_Katano's blog

Macに移す際に作業として発生するのが、外部HDをWindowsにつなげ、CDを読み込み、さらに、外部HDをMacにセットするという物理的な細かい作業が発生します。USBに差し込むだけですが、これがけっこうめんどくさく感じました。

なぜなら、wifiMacwindowsは繋がっているので、Macのituneから直接windowsにささっている外部HDを読み込めればUSBの差し替え作業はいらなくなります。

そこで、Macからwindowsに接続されている外部HDにアクセスしてデータを取得することにしました。結果的に、wifiのスピードの問題で断念したのですが、このときにいろいろと考えました。この作業を行っている時にふとした事に気がつきました。

充電器からの解放

単純でとても短時間に終わる細かい物理的な作業をめんどくさがる心理は、今後ネットワークが発展すればするほどみんなめんどくさがるのではと思いました。

例えば、多くの方が行なっているだろう、毎日の携帯の充電作業です。これも、ケーブルを携帯に差し込む必要があり、ケーブルの抜き差しが面倒です。最近では、置くだけで充電ができる物もあります。これであればケーブルの抜き差しの作業からは解放されます。 

しかし、充電器のケーブル自体が短かったりするとけっこう面倒です。 ケーブルの長さに合わせて近くに設置しなくていけません。自分自身が充電器の近くに移動するという手間がかかります。

そう考えると、端末自体が発電する方法を考えた方が良いかも知れません。例えば、フィリピンの当時15歳の少年が発明した様な発電する靴はその一つの方法だと思います。


15歳の少年が「歩行で発電する靴」を開発。これで電池切れ知らず? : ギズモード・ジャパン

これは、まさに端末自体が人の動きによって発電しています。そのため、これ自体で充電出来るようになります。人が活動する事で効率的に電力が生まるようなシステムを作ることでエネルギー問題からの解放がある様な気がします。

その他にも先のワイヤレスででたQiという会社が行っているシステムもケーブルという概念からは解放されると思います。「電力を飛ばす」という発想です。

もうコンセントは不要?空間を超えて電力を飛ばす技術「WattUp」がまもなく登場 | GGSOKU - ガジェット速報

これは、WiFiのように電力を使う方法です。これであれば、いつでもどこでも電力と結ばれている状態には成ります。

単純な所でのめんどくささを解消

その他に細かくて面倒な作業としては、イヤフォンの差し替えが面倒です。会社でiphoneにイヤフォンを指して、PCでネットを閲覧しているときに、気になる動画が見つかった場合、いちいちイヤフォンをPCにつなげ直す必要があります。イヤフォンと2つ購入すれば差し替える作業からは解放されるのですが、イヤフォンを付け替える作業が発生して同じ事です。

理想としては、耳につけているイヤフォンはそのままで、さらに、iphoneについているイヤフォンもそのままにしておき、動画の音声を聞く事ができれば理想的です。youtubeの同じ動画をiphoneで簡単に再生出来る方法が必要になります。

これを行うためにはURLをメモしてiphoneで検索するなどの手間が発生します。これもかなり面倒です。デバイスが違うためコピペはもちろんできませんし、動画のURLもyoutubeなどの場合はIDで管理されているため、記憶できず、メモしにくく、入力しにくいものです。

何か方法はないかと検索すると、既に解決されていました。chromeの情報を同期する方法がありました。


デバイス間でタブを同期する - Chrome ヘルプ

これはとても便利でデバイスやOS関係なくタブが同期されます。ただ、複数のデバイスでログインしていて、タブを多く表示している場合は該当のタブを探すのが面倒に成ります。もし、出来るなら、見たい動画が発生した時点で特定のデバイスに飛ばすような仕組みがとれるともっと便利になります。

タイピングが面倒  

最後に私が思う面倒な作業はタイピングです。どんな時に感じるかというと、先日車にのっていて選挙ポスターがありました。その候補者のポスターにはQRコードがついていて、たぶん、その候補者のホームページに飛ぶんだと思います。しかし、この時思ったのが、この候補者の検索をしたいと思いました。候補者のホームページでは当然候補者にとって有利な情報しかないのは目に見えています。なので、検索してネットの評判を見たいと思いましたが、そのためには候補者の名前で検索する必要があります。

しかし、これは非常に面倒です。別に対して興味もないので能動的にiphoneを出して検索するのは非常に面倒です。もし、iphoneが手元にない場合は、家にかえってPCを起動してメモした候補者名を検索する必要があります。Siriで検索することもで出来るのですが、あまりSiriを使っていない私にとって音声検索を公共の場で行う事に抵抗を感じてしまいます。

そこで、ポスターを撮影して文字部分だけをデータ化する事が出来れば問題は解決すると思いました。この技術はけっこう発達しているようです。

オープンソースで作るスマホ文字認識アプリ

次のビジネスを考える上で重要な要素

この様に細かくて面倒な作業はデータ通信や技術が発達すると、よりそれまで隔たりがあった作業がとてもスムーズになり、細かい作業が今よりも大きなストレスになります。こような事が今までも発生してビジネスになり、よりよい生活が生まれてきたのだと思います。たぶん、今後もこの要素から次のビジネスが生まれるのかもしれません。しかし、そのために今後大きな問題になるのがプライバシーという観念だと思います。

既に、今では個人情報の流出などが大きな問題になっていますが、これが共有の大きな弊害になると思います。「ここからここまでが私の個人情報です」という様な範囲は明確ではなく、幾らでも自分の中で決めることができ、下手したら他人に強要することも出来ます。また、その壁が高ければ高いほど、共有できない事になります。

むしろ、今後はこのプライバシーを縮めれば縮めるほど便利になるような気がします。