戦後最低の投票率 - Noriyasu

第47回衆議院員総選挙が終わって、結果、与党の圧勝となりました。投票率は52%という結果です。前日投票は9％向上しているという話ですが、結局、国民が政治に対してどうでもよくなっている現れだと思います。

つくづく思うのが、今の日本の国民にとって政治はどうでもよい存在で必要性がない事だと思います。「一票を投じても変わらない」という話もあります。確かに、実感は少ないですよね。消費税が8%になっても、みんな8%払うわけだし、自分だけ払う訳じゃないからOKって感じですよね。

たぶん、これって問題は「よくわからない」というのが問題だと思うんですよね。政治家やメディアとかって「生活を良くする」とか「将来を明るくなる」とか言っているけど、これって全く関係ないんですよね。

政治＝生活とかいっているけど、全くそんなことはなくて、政治って結局権力争いなんです。それを「あなたたちのため」とか言うから聞いている方はおかしくなる。だって、投票しても給料はあがらないし、仕事は忙しいままです。なので、本音をもっと言った方が良いんです。「政治では生活は変わらない」って言うべきです。政治で変わるのは日本自体なんです。

それが、「生活をより良くする」とか訳分からないことを言っているから国民がひいていくんです。今後の日本の姿勢を決めるのが政治なんです。だから20代の人たちに言いたいのは誰に国を任せるかを考えた方がいいと思います。

なぜ、政治家は「生活が良くなる」って言うのか

政治家がこぞって「生活が良くなります」というか、それは単純に詐欺師と一緒だと思います。この商品を買えば生活が良くなりますといって票を稼ぎたいだけです。票がたまるとどうなるか、その政党の発言権が増えるだけです。その政党の発言権が増えればどうなるかというと、その政党の考えに日本が動くという事です。それが国民にとって良いかどうかは関係なく、それはその党にとって都合がよいだけです。

既に、日本状況は多様になっていて色々な状況の人がいます。片方にとっていい事は片方にとって良くないことになっています。みんなにとって良い状況があり得ないことです。
つまり、どの党に入れたとしても何かの問題が起きる状況だということです。
正解を探そうとするから分からなくなる事だと思います。

さらに問題は馬鹿なTV局のせいでもっとひどい

投票率を下げているのはTV局のせいだと思います。TV局も結局視聴率が欲しいから国民に迎合するんです。だから政治家に対して「生活良くならないじゃないですか」って言うんです。たぶん、誰も分かってないと思います。自分の生活が民主党主権の時よりもよくなったかわるくなったかなんて、本当に実感している人っていないと思います。たぶん、実感している人は選挙に行っていると思います。

結果的によくわからない状態で、だれもそれを伝えようとしないのがこの結果だと思います。政治は建前で「生活がよくなる」と言うし、メディアは視聴率が欲しいから「生活がよくなっていない」って言うから、国民は「何すればいいの？」って思ってしまうんだと思います。

ほんとTV局って馬鹿で中途半端だと思います。よく週末とか政党の党首を集めて何か議論させているけど、例えば1時間枠のニュース番組で党首を招いて議論できる時間ってせいぜい30分、6党参加したら1党だいたい5分になります。5分でその党のことを十分に説明できますか？自分の自己紹介でも5分で説明するのって難しいです。

これで、「投票率が低い」とか言っているメディアって「何？」って思います。そもそも、公共の電波で「みんな選挙に行ってないですよ」って言っているようなものではないでしょうか？

手の施しようがない日本教育

なので、重要なのは教育でちゃんと政治の本質を教えるべきですが、結局日本の教育には政治との距離を置くという政治教育の決まりがあるので、政治の事には制限があります。

しかし、日本の教育でちゃんと政治のあり方や本質を教える必要があると思います。それはどの党が良いとか悪いとかの話ではなく、政治がなぜ発生しているのかということやメディアがなんで政治の批判をしなくてはいけないのか。日本の問題はこういう「なんとかんくみんな知っているでしょ」という事をちゃんと教えようとしないし、話そうとしないのが問題だと思います。そして、これは学校が出来ないのであれば家庭でも話すべき問題だと思います。ただ、結局、親も何やっているかよくわからないから話せないのが現実なのかもしれません。

もし、話す機会があればこんな考え方も良いのはないでしょうか？

政治ってこういうこと…なんじゃね。 - Noriyasu_Katano's blog