チームラボがお台場の日本未来科学館で行っている『アート展と、学ぶ!未来の遊園地』を観に行ってきました。
【全作品一気見せ】明日(11/29)から始まる『チームラボ』、世界初の大展覧会をレポート! | Amp.
朝早く出発し、案の定一番のりでした。行く途中のセブンイレブンでチケットを購入し、早速現地に着くと10時開場までに1時間以上時間があったので30分ブラブラして、並びました。既にチケットを求める列ができ初めていました。
入場までの道のり
チケットを既に購入しているので、入り口の前で1番で待っているとどんどんと人が私達の後に並んできます。チケットの列もなんだか2列に分かれて長くなっていきました。15分くらい待ったところで、係りの人が出てきて「チームラボ展の方で前売り券などをお持ちの方は、奥のチケット売り場でチケットを交換してください」とのこと。
そうです。チケットの列が2列になっていたのは「チケットを求める列」と「前売り券から本当の入場券に換える列」だったのです。確かに後者の列のところに「優先」と書かれていましたが、他の博物館と様子が違うようでした。
仕方なく、奥の列の交尾につき、チケットを交換しました。チケットにはQRコードが記載されていて、このチケットが常設展と今回の企画展に入るためのチケットだったようです。
開場の10時になると入り口が空いてチケットがなくてもロビーまでは誰でもはいれるようになっています。
チームラボの『アート展』
チームラボのアート展は正直物足りなさを感じました。自分自身も昔から絵を描いていて画家を目指していた端くれで、数は少ないかも知れませんが芸術に触れてきた人間として少し物足りなかったです。開場内はそれぞれの作品の世界感を演出するためいくつかの部屋に分かれています。それごとにすばらしいきれいな映像が映し出されます。
確かに、映像はきれいでしたし、空間的にすばらしいと感じましたが、芸術(アート)という一つの壁を越えていないのが正直のところです。画質の高さやマッピングの技術、レンダリングのすばらしさなど技術的な部分では非常に評価できるのですが、現代アートとなるとやはりバンクシーやロン・ミュエクなどの方が『すごい』という感覚が生まれます。
個人的な感覚で大変恐縮ですが、より現代芸術のすばらしさを再確認できたようなきがしました。
『学ぶ!未来の遊園地』
こちらは十分楽しめました。やはり、インタラクティブ性が高いものは子どもにとってもとても良い経験になったと思います。触ることで見ているものが変化するのは非常に面白かったです。ただ、それ以上に開場に来ている人たちのリアクションや発想も興味深いものがありました。
自分の書いた絵を画面にマッピングできる『3D絵描きタウン』と『お絵かき水族館』は書いているものの対象性に興味を惹かれました。3Dタウンは車や飛行機などの乗り物に色を塗りそれをスキャンするとタウンに映し出されます。水族館は水生生物のイラストに色を塗ります。面白かったポイントとしては、タウンの場合はやはり機械的な表現をしているものが多く、水族館には目や鼻などを描いているのが多いのです。
つまり、提供されているイラストが車や飛行機だと、それに目や鼻、口など生物的な特徴を描くという発想があまり生まれにくいんだと思いました。そして、提供されているイラストに曲線などの生物的な特徴があると、自然と目鼻口などのイラストを描く傾向が多いようです。
より、人間の本質が見えた展覧会だったと思います。
最後に、チームラボクッキーが売店で売られていたのにはびっくりしました。既に1つの企業がどこかのアーティストかテーマパークというような形態に変わってきているような感じがしました。よい刺激を受けた1日でした。