Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

サッカー日本代表への批判に対して

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photo by Jeremy Wilburn

今日こんな「まとめ」がありました。


日本代表、グループリーグ敗退が決まる→大炎上「日本の恥」「帰国してすぐ土下座しろ」「睡眠時間返せ」 - NAVER まとめ

なかなか厳しい意見が挙がっています。

これについていろいろ考えてみたのですが、なんか、とてもいろいろな事を安易にむすびつけてしまうんだなと感じました。

多くの意見が「これだけ応援して、なんで勝てないの」というものです。プレーをしていない第三者がどれだけ応援したとしても、選手の状態や試合の状況にそれほど大きな影響は与えられないと思います。確かにサポーターの応援は選手にとって重要な要素だと思いますが、しかし、蹴ったボールをゴールに運ぶことは出来ないと思います。

単純に「自分が応援し、少しでも関わった、だから勝てるでしょ」って考えがあるような気がします。これって少し冷静に考えるとおかしいですよね。

「これだけやった」「これだけ努力した」「ドイツ語の授業を休んだ」だから勝てるでしょって何も根拠がないですだと思います。なんか非常に安易な感じを受けました。

ネットの特徴はすべてがフラットになること

ここまで考えると、たぶん、この発言している人の中には高校生や中学生もいるんだろうなと思いました。もちろん大人もいると思います。

ネットって全てがフラットなんだとつくづく実感しました。中学生が自分の気持ちをむき出しにして批判したんだったらなんとか理解出来ます。それが「まとめ」として載ってしまうと、個人の背景なんかが全く関係がなくなって、全て閲覧者と同じ状況を作ってしまう感じがしました。

いろいろと違和感を感じていた事がすっきりした感じがします。たとえば、何かの出来事に批判めいた意見が発生すします。そして、その意見をした発言者に対しておかしいという意見が挙ります。今回の日本代表に対しての意見も同様です。しかし、よくよく考えると、おかしな意見に対して言っている意見さえも、同じな穴のムジナって感じがしてしまう。どちらもその発言者の背景を考えずに意見を言ってしまうことになるんでしょうね。

だから、ネット上での議論や意見交換って無意味に近いものがある気がします。

ヤンキー化する日本 (角川oneテーマ21)