SNSを勉強するため、twitterを始めた。
人のつぶやきとか「どうでもいい」だろうと思っていました。
初めてみて有名なデザイナや面白そうなタレント、それとニュース系サイトをフォローしていました。それはそれで面白かったです。デザイナさんたちが何を考えていのかやニュースなども早く情報がつかめるので面白いと感じました。
そして、最近「政治家って普段何をしているんだろう」と疑問に思い、政治家200名以上をフォローし始めました。
なんで、そんな事を疑問に思ったのかというと、現在(2012年2月5日)行われているアメリカ大統領選で登場しているロン・ポール氏が、たまたま夕方のニュースで報道されていた。ナレーターが説明で「小さな政府を目指している」ということを知りました。偶然にも僕はそのキーワードを数日前に「資本主義と自由 (日経BPクラシックス)」の中で目にしていた。
なにか、こう言うのを見ていると、「日本の政治家って何を考えているのか」と「政治家って普段何をしているんだろう」というのを疑問に思い始め、twitter をフォローして日々の活動を追ってみようと思いました。
政治家の日常ツィートは街頭演説
政党や、考え方など問わず、政治家から政治と絡んでいる人を手当たりしだいフォローしました。
フォローして1ヶ月。今、見えてきたことを書き留めておこうと思います。
まず、政治家と呼ばれる人は、衆議院、参議院、合わせて722名いるそうです。そのうち政治家のアカウントはこのサイト(http://www.talenttwit.com/tllink/ct_10)でみると200名くらい。
政治家ツイッター(Twitter)ランキング・アカウントまとめ
さらに、アクティブなユーザー(定期的につぶやいている方)は1割り程度です。多くの政治家は選挙の直前でアカウントを作成して、2・3つぶやいて終了って感じでした。
やはり、一番うまくtwitterを使っているのは、橋下大阪知事でした。知事は非常にうまくtwitterを使っている感じがします。140文字の制限あるコメントは常にうまくまとめられており、一つ一つのツイートだけ読んでもよいし、連続的に読んでも良いと思います。なので、リツイートがしやすいです。また、常にツイートしているのではなく休日などでまとめてツイートしている様です。
たまに、どうでもいい内容を頻繁につぶやく人がいます。「非常にうざい」と感じてしまいます。これはその人の考え方とかよりも人間性がよく出ます。自分をアピールするのはよく分かるけど、まったくの逆効果になってしまっている様に感じます。
ツィートがうざい政治家
さらに、それと同じなのだが、gifアニメーションをアイコンに使用している人がいます。これも、不愉快に感じます。ちらちら動いて、さらに連投するから出現が多いです。「なんでそこまで主張する必要があるの?」人に対しての配慮にかける気がします。アイコンの話だと、これは好みの問題かもしれないが、イラストを使用している方がいます。これも政治家としてどうなの?と感じてしまいます。
できれば、顔を売っている人たちなのでイラストを使わずに顔を露出したほうがよいと思います。
twitterをやっているだけでも、よいと思うのですが、若干、そういった演出が残念でならないです。
そういった意味で、メディアの使い方や自分のアピールの仕方など、プレゼンテーションなどをよく理解してる人の方が優っているし、よい印象を受けます。単純につぶやけばいいと思っている方が結構多い感じがします。
日本政治とメディア - テレビの登場からネット時代まで (中公新書 2283)
- 作者: 逢坂巌
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (5件) を見る
自分表現がへたくそな政治家たち
自分の演出方法をそれぞれのターゲットによって使い分け、演出しているのはもっと政治家の人に学んでほしいです。
「私頑張っています。」「国民の方のために働いています。」だけの情熱を見せても仕方が内容な気がします。自分が相手からどう思われ、相手の人間(ターゲット)はどんなモノなのかを理解して演出することが重要だと思います。
そういった意味で橋本知事などはネット(twitter)を利用しているユーザーの事をよく理解していると思います。
その他、感じることは公明党の議員は多くtwitterを行っていると感じました。個人個人のつぶやきの内容はさておき、これは党として共感できる取り組みだと思います。党だと「みんなの党」も多いです。
発言に関しては、政治家の人たちはつぶやきを非常に慎重に行なっているとも言えますが、もう少し個人の考えを見せてほしい気がします。つぶやきで多いのは、「今日は◯◯◯に行きます。」といったようなスケジュールをつぶやくケースが多い。その他、支援者からのつぶやきに大して、「頑張ります。」「勉強します。」といった返答のみのつぶやきです。なにを頑張るのかもう少し詳しくつぶやいて欲しいです。
140文字で説明するのは難しいのかもしれませんが、有権者として聞きたいのはこの点だと思います。
もう一つ、これも人によるのかも知れないが、自分のつぶやきに対して、思わぬ「返信」や「ダイレクトメール」が届くことがあります。
これは、困ります。僕のような小市民はとても政治家の先生たちと討論するような器ではないので、政治をひとつのショウとして捉えているので、それほど真面目に答えられるとどうして良いのかわからなくなります。その返信やダイレクトメールでやりとりしても論破されるのは眼に見えているし、こちらの意見がどこまで届くのかも期待していないません。
たぶん、「こいつは政治をわかっていない」で受け止められるだけだろうと思います。だったらつぶやくなということもあるかもしれないが、、、
あと、わかったことは、これだけフォローしてつぶやきを日々観ていると政治に関心がわく。「明日は国会討論です。」というつぶやきを多く見ると、ちょっと見てみたくなる。できれば、だけかがこの映像を流して盛り上がっているところだけをダイジェストに1時間位でまとめてくれると、夜中帰ったあとに見ることができるんだけどなーと感じます。
民主党に政権が代わり、すべてのマニフェストが裏切られ、次の政権を考えてもわからない状態です。このまま政治家さんの日々を観察しつつ、選挙の参考にしたいと思います。
ひとつ思うのは、日本はつくづく平和だと感じました。総理大臣がここまで変わっても経済は周り、国民は文句を言わない。たぶん、うまく回っているんだと思います。なので、本来考え無くてはいけないのは「問題がある」という考えより「より良くするため」を考えたほうが良いと思います。今の政治家の多くは「これが問題だ」と常にマイナスを探そうとしている感じがします。基本的な問題って日本にはそう多く無いと思います。なので、国民がより良く生活するために、方法を議論してもらえるとありがたいと思う。
- 作者: ミルトン・フリードマン,村井章子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/04/17
- メディア: 単行本
- 購入: 19人 クリック: 311回
- この商品を含むブログ (101件) を見る