紀元前1万年人類の先祖が誕生したのは、今から約700万年前のアフリカだといわれています。 ミトコンドリアの研究や発掘から、アフリカからの起源とされてます。
発見された化石類から、人類は400万年前に直立姿勢をはじめ、体型と脳の大型化が見られます。直立姿勢をはじめてから150万年前頃に初期人類の誕生が見られます。アウストラロピテクス・アフリカーナ(アフリカ猿人)、ホモ・ハビリス、ホモ・エレクトゥスの3種といわれています。 その頃の猿人の脳容量は現在の半分程度といわれています。250年万年前ころにはじめて石器の使用が始まっているが、その当時のものは原始的な打製石器や剥石石器の類です。
その後、500万年~600万ん年をアフリカ大陸で過ごし、約100万年前にアジアへ、約50万年前にヨーロッパ大陸で人類の化石が見つかっています。この当時の人類はそれ以前の人類の骨格とは大きく異なり現代人に近いホモ・サピエンスとして分類できます。 そして、5万年前、大きな変化を迎えたそうです。形状の揃った石器や、ダチョウなどの卵の殻で作られた装飾品が多く出土しているそうです。
人類の喉頭が発達による進化
この進化に大きな役割を果たしたのが人類の喉頭が発達し、発話が可能になったことがいえます。 この後、人類は約1万年前にオーストラリアに渡り、約2万年前に北アメリカ、約1万年前に南米に渡ったとされています。オーストラリアへの移住は多くの説があり、妊娠した女性がたまたま流され繁殖したとされる説などもあります。当時、東アジアの地域は陸続きになっており、インドネシアの地域までは浅い陸続きだったとされています。
しかし、バリ島とオーストラリアまでは120kmも離れており船で渡ったともいわれています。しかし、世界中で最古の船は1万3000年前の地中海で発見されていますが、3万5000年頃前にはすでにオーストラリア周辺の島々に人類が渡っていることが発見されています。中でもブカ島は160kmも離れています。
最後に人類はアメリカ大陸に渡ります。紀元前1万1000年前から2万年前のころ、アラスカとアメリカ大陸がつながっていた時か船によるものと考えられています。
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