昔、小学生くらいの時に、本屋でいつかこの分厚い本を読んでやろうっと思って数十年、やっと興味が湧き手にすることができました。
興味がわいた理由は、朝の電車の中での出来事がきっかけです。電車に揺られ本を読んでいると、車両の後方より男性の怒鳴る声がしました。なんていったかは忘れてしまいましたが、その瞬間、満員まではいかない車内は凍り付きました。 何かがおこるこの瞬間、緊張と次ぎに起きる騒ぎに対しての警戒心が生まれます。
この時、私の脳裏に猿山でサルが騒ぎ始める前の光景が浮かびました。 「人間もサルもあまり変わりがないないな」「しかし、どう変わりがないのだろう」と思いこの本を手に取りました。
出版された当時のサル学研究者とのインタビュー形式になっていて、分厚いけれども話し言葉で書いているので非常に読みやすかったです。 チンパンジー、ゴリラ、オラウータン、新世界サル、日本猿、私にとってすべてが発見にちかい物でした。ここまでサルと人間は違うのかという部分や、反面ここは全く一緒だという部分がありました。
いままで気にしなかったサルの行動、自分の行動が再認識できました。