Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

PANDORAの提案力

またまた、パンドラプロジェクトについてです。

ほとほと、やられまくりです。ipodなんかよりすごい。

http://www.pandora.com/

まじで、携帯のネットつなぎ放題に加入してポータブルでも持ち歩きたい。マジで計画を立てようと思います。つきる事のないループ、このプロジェクトが全世界で行われて、世界のアーティストが参加してどんな音楽も境がなく聞く事ができたらどんなにすばらしいだろうと想像します。

まさに、自分の好きな感覚のみ共通して音楽というサーフェイスはどんな形態をしていてもかまわない訳ですよ。banjoさんもコメントしてくれましたけど、まさにジャンルを問わず、リスナーの好きという価値観にたいしてだけアウトプットしている。

つまり、自分の領域に好きな物しかない状態ですよね。世の中って、自分の好きな領域に嫌いな価値観が否応なく入り込んでいるから波風が立つ訳で、すきな物が入り込んでくるから問題ない訳なんですよ。しかもこのパンドラは、自分の好きな物を入り口にもうける訳です。

先日も申したように、好きなもの100%だと人は飽きるんです。120%の提供する事で人は驚きとともにさらにそのものを好きになる。

人の脳細胞の中にはギャップに対して非常に強く反応する部位があるらしいんです。人を好きになる瞬間もそうですよね。多くの人がその人の意外な一面をみた時にドキッとする。それってその神経が影響していると思おう。

デザインをしていていつも心がけたいのはその人を驚かせたいという気持ちです。100%満足を与えるだけでは満足できないんですよね。パンドラみたいに「これも良いでしょ。」っていう提案をしたいんです。

だからあらかじめクライアントの100%の満足を聞くどこまでやれば100%満足しますか?どんな表現をすれば100%満足しますかって、でもそれって専門にやってない人の意見。だからそれをそのままやったら100%の満足だけなんだよね。プレゼントを考える時もそう、甥や姪にプレゼント、結婚する友人にプレゼント、好きな人に、親や友人に、その時も「そうそう、これって言われたい。」

子供は非常に残酷、とても素直だから嫌いな物はそっぽを向かれる。昨年の暮れも姪に洋服をプレゼントしたが彼女はおもちゃの方が良かったらしい。素直にいやがられた。プレゼントをあけた瞬間の顔は次回へのリベンジを決意させられた。

ついついもうのは、このパンドラを飽きる時が来るのかなってこと。音楽は自分の心境や状況ですぐ飽きてしまう傾向が自分にはある。しかし、これは止めどなく新しい刺激を与えてくれる。自分の好きな楽曲だけど、飽きる。普通だったら次の曲を探すけど、これはいつまで行っても新しい曲ばっかり、あきたら違うジャンル、そのなかではまったアーティスト、曲をサーチにかけて探す。

とめどないね。ほんと音楽の仕様ががらっと変わる。

先日「THX1138」っていう映画をみた。ルーカスの初期の映画で未来を描いた映画。シンプルな社会を保つ未来で反発をする主人公を描いているんだけど。それに近づいて行くような気がする。

音楽とか、芸術、宗教とか人間が感情的に表現してきた部分って言うのもある程度説明がつきその提供、提案の仕方も理解できるようになれば、人は淡々と日々を過ごす事になる。「マトリックス』や「未来世紀ブラジル」傾向はちがうけど「スリーパー」などにみられる未来像って無意識のうちに誰しもが持っている未来像なんだろうなって感じがする。

好きな物だけを提供されて幸せに過ごすことで摩擦や戦争がなくなれば問題ないようにおもう。だからそんな世界に対して危機感は全く感じないんだよね。映画だとそういう世界観に対しての疑問点を描いているけど、生の良さとかその辺も考慮した世界なら全く問題ないんじゃないかな。

一人一人が素直に良い物を良いって評価して、その人の欠点を補う形がとれれば最高だと思うだよね。そうするとみんながいろいろなグループを形成して一方向性に向かって行くような気がするんだよね。

いやーなにはともあれこのプロジェクトを是非全世界の音楽という音楽にたいして広めてほしい。