この度国連が制作した、地雷撲滅のために寄付を募る広告が制作された。
広告内容は、地元女子サッカークラブの試合中にゴールを決めた少女が喜んでいる最中に地雷を踏んでしまい、試合会場が騒然とする内容だ。
とても大きい波紋を起こさせる表現だと思う。アメリカ人にとっては平和でのほほんと暮らしていることを批判されているように思わせられるだろう。それを見たアメリカ人は何もしない国連に対して文句を付けたくなるのもわかる。
同世代の子供を持つ親としてみれば子供に悪影響だと思うかも知れないが、ハリウッド映画とたいして映像は変わらない。むしろ映画の方が大勢死んでる。ディズニーでは「カデット・ケリー」という軍隊学校にかようNY少女の映画がある。言ってる事は同じだ。そのうち少女も戦場の地雷で死ぬかもしれない。
人を理解させる方法には二つの方法があると思う。このCMのように直接的な表現をする方法と間接的にそれぞれの性格にあった表現を用いて理解させる方法。
確実的に人を動かせるのは後者の間接的やわらかい方法だろう。しかし、時間がかかる。
竹を曲げるにはゆっくり時間をかけ、何度も何度も楔を入れて曲げる。
急激に曲げると簡単に折れてしまう。
今の世の中の大半はゆっくり時間かけターゲットの性格にあうように表現をしている。
しかし、そんなにゆっくりやっていたのでは地雷によって怪我や命を失う子供は増え、一向に二酸化炭素は排出され続けるだろう。
人の心を動かすのはホント難しいですね。しかし、基本的には声を出さないことには何も始まらない。表現され批判や評価されることですでに人の心は動いているんだろうな。