Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

禁煙の方法-『脳の中の幽霊』<その9>

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photo by Philippe Boukobza

人間の想像力はすごいと思います。
想像妊娠という症状があります。赤ちゃんが宿っているかのように思ってしまい、体型も変ってしまうそうです。

想像妊娠と思われる女性の例

本の中での症例は一人の女性の話です。女性は妊娠九ヶ月で、肉体的変化も現れていて外見上は妊娠していました。しかし、胎児の鼓動などが確認できず、妊娠の一つの症状である「でべそ」が現れていません。検査の結果彼女が想像妊娠である事がわかりました。しかし、女性はその診断を受けいることができませんでした。担当医は偽りの帝王切開の手術を施した。彼女には死産と告げた瞬間、お腹の出っ張りはしぼんでいったそうです。 一週間後彼女の体は妊娠の症状を表し担当医のところに再度現れたようでした。「先生、残っていたんです。双子の片割れが、私のお腹の中に」と言ったそうです。 結局、想像妊娠した女性のその後のことは本著の中では書かれていませんが人間の想像が自らの肉体も変化させる一例です。

想像による現象

また、その他に似たような内容として、催眠術によってイボが消えるという事も書かれています。その他に癌を宣告された患者で、積極的な生き方をしている人たちの方が否定的な生き方をしている人よりも平均で二ヶ月長く生きていることがあるそうです。そして一定の割合で治療もせずに悪性の腫瘍が消えてしまう事例もあるそうです。「病は気から」というのあながち間違いではないような気がします。

私は8年間、吸い続けていたタバコを2年前にやめることができました。このやめた方法も想像力を使ったように思います。単純な考え方なのですが、電車やエレベーターの中だとタバコを吸っている人の臭いはすぐに分かります。吸っていた時でも、気になる時がありました。また、話をしていると口臭も気になります。喫煙者の肺はタバコのタールでベトベトらしいです。 このタバコのいやなイメージを利用して、タバコを吸いたくなったり、吸ってしまっている最中に、常にその嫌な事を思い出しました。

たとえば今タバコを吸っているとしたら、煙が口の中に広がり、歯がヤニによって変色していきます。そして、口内の煙は気管を通り肺に入ります。肺にはブドウのように肺胞と呼ばれる袋がついています。その肺胞の内側にタールが付着していきます。ベトベトとした油みたいな物質が肺胞の内側に付着します。そして、肺を通った煙はまた口にもどり外に吐き出されます。これにより臭いは体、服、口に残ります。

これが車中やエレベーター内で臭います。 異性といる時にもこの臭いは残ります。タバコを吸っている人でもタバコの臭いは分かりまし、吸っていない人ならなおさら分かります。その想像がいつしかタバコにのびる手を押さえました。これは多分有効的な喫煙方法だと思います。ポイントはどれだけリアルに想像できるかだと思います。

ちなみにこんな動画がありました。(2015年1月追記)

この動画は健康な肺と喫煙していた人の肺に空気を入れた動画です。肺のふくらみ方が大きく違います。(実際の肺を使っているので、閲覧には十分注意してください。)


【必見動画】6秒でわかる「喫煙者」と「非喫煙者」の肺の違い | ロケットニュース24

 

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