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Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

デザインの歴史-『デザインのデザイン』<その1>

デザイン 歴史

http://www.flickr.com/photos/43378406@N08/7347097490

photo by Si-MOCs

本の中でデザインの歴史はウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフト運動」から始まったといわれています。 19世紀イギリスでは産業革命により機械生産が盛んになり始めていました。

機械による王宮装飾の生産は「不器用な手」といわれ、異様な装飾物でした。それに我慢できなくなったウィリアム・モリスがアーツアンドクラフト運動を始めました。しかし、モリスたちの知識人が損なわれていく美意識を訴えたとしても、産業革命でもたらされた生産と消費の動きは止めることはできませんでした。

1919年、機械生産がポジティブに受け入れられたころバウハウスが始まりました。 今までのありとあらゆる芸術運動、キュビズムアール・ヌーボー未来派ダダイズムなどはこのバウハウスによって解体され整頓されていきました。

そして、モダニズムの中でバウハウスはデザインの形成に大きな枠を作りました。 この二つの起因は社会主義的な色彩が濃く、モリス達は資本主義的な機械生産というものを否定し、バウハウスの誕生はワイマールの社会民主主義政府によって行われました。つまり、デザインの概念は理想的な理想主義的な社会倫理を前提とした考えから生まれていると思います。

もしかしたら、社会主義思想はデザインにおいて非常に重要な要素かもしれません。社会を1つの観点から均等に整理し、ある特定の秩序を作り出す価値観はどこかデザインに近い感じがします。「未来世紀ブラジル」や「THX」、「華氏451」などの作品では秩序が保たれた近未来の社会が描かれています しかし、映画の中ではこの秩序からの脱却があります。

ウィリアム・モリスなどの行動は資本主義的な機械生産の否定ですが、ある意味、機械生産というものはある一定の秩序を作り出し続けている感じがします。その秩序からの脱却から新たな秩序を作り出しているような感じがします。

 

デザインのデザイン

デザインのデザイン

 

 

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