Noriyasu_Katano's blog

脳科学や量子力学、政治や戦争に関して、日々の感じた雑感を書いていきます。

茂木健一郎

科学的な解釈の限界ー『科学は心霊現象をいかにとらえるか』を読んで

Day 2 ここ数年量子力学と意識や精神、心霊に関する本を読んで来たが、この本もまた非常に興味深い本だ。 著者のブライアン・ジョセフソン氏は1973年にノーベル物理学賞を受賞している物理学者である。超電導同士のトンネル効果(ジョセフソン効果)の計算式…

「脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか」茂木 健一郎(著)日経サイエンス社

photo by Len Radin はっきりいってよくわかりませんでした。 要するに意識する前の認識はどのようなシステムが働いているのか、そして、そのシステムの一部がクオリアって事になるんだと思うんです。 たぶん世界でコレをうまく表現できる、理解している人っ…

メタ認知-『脳内現象』<その5>

photo by Durango Tig 『メタ認知』とは、聞き慣れない言葉です。 しかし、茂木氏の脳内現象を語る上で欠かせないキーワードになています。メタ認知とは自己の中に生まれたクオリアを再認識するクオリアであると解釈しました。 前回、ペンギンが海に飛び込も…

なぜ、女性は男性のギャップに惹かれるのか。-『脳内現象』<その4>

photo by wili_hybrid 生物の進化に必要だったのは「報酬」だそうです。 本の中ではペンギンを題材にこの内容を説明しているます。ペンギンが餌をとるために海をながめながら飛び込もうか、飛び込むまいか悩んでいる光景は、TV等でみたことがあると思います。…

残念!-『脳内現象』<その3>

photo by Tambako the Jaguar 人がある物を認識する時には2種類のクオリアが生まれるそうです。感覚的に認知されるクオリアと、自らが生み出す志向的クオリアです。 感覚的クオリアは単純です。外界から入ってくる情報を感覚器官が受け取ったものです。 そし…

神の視界(その2)-『脳内現象』<その2>

photo by Denis Collette...!!! 情報のコーディングは外界の刺激が後頭葉にあるV1野に入りその中のオブジェクトに対しての細胞が活動します。活動した細胞はネットワークを通じで一つのモデルに作り上げられるそうです。この一連の脳内活動が現代の脳科学の…

神の視界(その1)-『脳内現象』<その1>

photo by P Shanks 認識は意識する前の段階から始まっているそうです。 認識しているが言語化、記憶に残らないものがあります。これらを「アウェアネス」と呼びます。このアウェアネスの中で多彩なクオリアが同時に感じられるという意識の側面を「現象学的意…